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zoom RSS 品質・技術の向上とデータ改竄

<<   作成日時 : 2017/10/10 22:11   >>

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神戸製鋼所は8日、生産するアルミ製部材について強度など顧客が求める品質基準を満たしていなかったと発表した。取引契約で合意の品質データを改竄していたことを認めたのである。自主的な発表であり、第三者からの指摘ではなさそうだが、どうしてバレたかは公表されていない。

私の現役時代の勤務先は各種分析機器のメーカーだった。その中に、製品の成分の含有量をどれ位減らせば製品の強度に影響するかを調べる装置があった。例えば今回の神戸製鋼のアルミ製品の場合、どの成分をどれだけ減らせるかを求めるものである。ある成分材料を1%減らしても同じ強度が維持出来れば、減らした材料費のコスト削減になる。多量生産の製品なら、1億円位のコストセーブは可能で、1千万円近い我が社の分析機器を買っても直ぐに元が取れると言われた。

私が南米駐在の時はジレットの四枚刃髭剃りを使っていた。ブラジル製である。帰国して同じモデルの日本製替刃を買って驚いた。刃の厚さが半分近い薄さである。それでいて切れ味は変わらない。つまり材料を半減しても切れ味という性能は変わらなかったのである。日本の品質と生産技術の高さに感嘆した。

メーカーはこのように日々コストダウンの可能性を追求している。企業トップは、技術や生産部門に猛烈なコストダウン圧力をかける。構成材料成分を減らしてコストを下げた結果、所定の強度が維持出来なくなってもデータ上は変化がない旨証明しなければならない。これがデータ改竄である。神戸製鋼のトップはこの事実を知っていたという。彼らのコストダウン圧力の結果なのである。




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