高い投資のCMが逆効果にも

川柳の新聞投稿句に、「CMにヤな思い出の懐メロが」というのがあった。テレビや新聞に出ているCMの費用は相当高額なものと聞く。しかしその投資効果は絶大なものと言われているが、その逆の結果をもたらす危険もあることをこの投稿句は表している。

最近のウェブ・ニュースにはビデオ画面が掲載されることが多くなった。動画の画面が現れて、中央に右に倒れた三角の表示があり、それをクリックすると動画が作動を始める。ニュースが始まると思ってクリックしたのだが、先ずCMが出て来る。外国のメディアでも同様である。

私が良く見ている海外メディアのビデオ画面には、「SKIP」のボタンが付いていて、これを押すとCMを見ることなく直ぐにニュース画面に切り替わる。或いは「5秒後にスキップ出来ます」の表示が出て、数字の5がカウントダウンで0まで表示され、その瞬間にボタンを押せば直ぐにニュースが見られる。ボタンを押さなければ、CMが延々と続く。

ところが我が国のウェブ・ニュースにある動画画面では、「スキップ」ボタンのないものがある。あっても、「15秒後にスキップ出来ます」とスキップ出来るまでの時間が長い。

例えばTBSニュースの動画がそうで、毎回「複数のローンをご利用のあなた、返済負担を軽減したくはありませんか」の表示が出てから、「あと15秒でスキップ出来ます」とあって、”東京スター銀行おまとめローン”と続く。今まで聞いたことのない銀行なので、これだけでCMによる売名効果があったのだが、ニュース動画を見ようと思ってクリックした画面が見られず、見たくもないCM画面が出るのは失望感と憤懣の度合いが大きい。その感じを抱いている時の15秒間がまた長いのである。海外のように5秒で終われっ!と叫びたくなる。

元々、ウェブニュースとは簡潔で短かくまとめてある所に特長があった。CMなんか入り込む余地がなかったのである。そこに招かざる客が入って来た不愉快な気持ちが生じる。その意味で、私にとって東京スター銀行とは印象の悪い銀行となったのはこのCMの精である。

似たような話を友人が言っていた。その友人はニッサン自動車を持っていて、ディーラーも印象が良かったので、買い替えもニッサンにしようと思っていたら、同社のCMにグループタレントの「嵐」が出て来た。彼は日頃から、何の特技も芸もなく、ただルックスだけでもてはやされているとして、この芸人に強い反感を覚えていた。そのグループがニッサンのCMに出て来たので、次の買い替えにはニッサンを外すことにしたそうである。

CMとは意外と難しい側面を抱えているようである。


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この記事へのコメント

2015年04月28日 16:09
私は20代の女ですがジャニーズが嫌いです
まだ車を買った事がないのですが、嵐がCMをやってるニッサン車は絶対に買いたくありません
企業はCMにアイドルを起用する際に、
嫌いな人もいるんだと言うリスクを考えてない様に思います

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