引き金はやはり安倍演説

悲惨なおぞましい結果となったが、イスラム国による日本人二名の殺戮の原因となったのは、やはりカイロでの「イスラム国の脅威に晒されている国々を支援する」と発表した安倍首相の演説以外には考えられない。でなければ、他にどんな原因があったのか。

イスラム国の反応は迅速だった。安倍首相が支援する額は2億ドルと表明した直後に同額の身代金要求から始まった。確かに、それまでに日本政府が公表しなかったが、日本人の拘束は昨年8月であった。しかし、拘束されても、イスラム国からの対日要求は何も出されなかった。明らかに、安倍演説がトリガーになっているのは明らかである。

何故2億ドル支援を高らかに謳い上げる必要があったのか、他の国から類似の意思表明があったのか。他国のように、軍隊を派遣するなど軍事援助が出来ない日本は、人道援助をすると表明することにより、軍事援助と同様の国際協力を行うことを表明しなければならない事情はある。黙って戦闘機や軍隊を出して支援するのは目で見て判るが、後方支援は実行することを声高に発表しないと認めて貰えない。

しかし、後方の人道支援を行うということは、本来その国が行うべき人道支援に関わる費用を日本が肩代わりしてくれるので、その原資を対イスラム国への軍事強化のための費用に回すことが出来る、つまり間接的に軍事援助をしていることになる。その点をイスラム国に突かれたのである。

首相は国会でも予算委員会でも、日常は自分の言葉で発言しない。秘書官か官僚が作文したものを読み上げるだけというのは、国会中継の演説や答弁を見ていても判る。カイロ演説も、原稿を読み上げている状況が映し出されていた。しかし、自分の声で発言する以上、責任をゴーストライターの精にする訳には行かない。原稿の内容分析が不十分だったのである。

安倍首相は、東京五輪誘致演説の際、福島原発の処理は完了したと高々と謳いあげて国際的な不信を買っている。今回も、「テロには屈しない」と強気の発言をして、カイロ演説の失態を薄める努力をしているが、では具体的にどんな対策でテロに対抗するかの具体的な行動計画はない。

「日本の悪夢は始まった。場所を問わず日本人を標的にする」と、遠く離れたイスラム国から日本に眼を向けさせる原因を作ったのは、やはり安倍首相と言われても、それを否定する材料は詭弁しか残らないようである。



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