踏み切りでの衝突事故

踏切内で列車と自動車が衝突する事故は度々ある。警報機や遮断機の有無に関わらず、どんな場合でも100%自動車に非がある。踏切内に入り込んでいる車を、列車の運転手が発見しても、固定されたレールの上を走る列車を回避させることは出来ない。

踏切事故は日本だけの問題でなく、海外でも頻繁に起っている。その事故を報じる海外メディアには、「列車が踏切内のトラックに突っ込む」という如何にも列車の無謀運転が原因と思わせる表現が多い。

最近、ニューヨーク市郊外でラッシュアワー時に通勤列車がスポーツ車と衝突し、死者7名と十数名の重軽傷者を出す大事故が発生した。この事故を次のような表現で報じている。

Commuter train hits SUV (通勤列車がスポーツカーと衝突する) 
APニュース

Commuter train slams into SUV (通勤列車がSUV車に突込む) 
CBSニュース

The vehicle was struck (車がぶつけられた) CBSニュース

如何にも、車が受け身で被害者のような表現である。勿論被害者に違いないが、違法なことをしたというより、大人しくしている車が悪者にされたとのニュアンスすらある。今回の報道だけでなく、今までの類似の事故の際も似たような表現を他紙でも使っていた。

米国は車社会だから、車を主役で考えるとこんな表現の発想となるのかも知れない。日本でも自転車と乗用車が接触事故、衝突事故を起こした場合の殆どが自転車の無謀な運転によるものが多い。しかし、小さなものより大きいものが悪い、判官贔屓で弱者が優位の風潮がある。米国の踏切衝突事故も、同じような見方をされて、表現も自動車寄りになるのかも知れない。

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