「よろしくお願いします」を英語でどう言うか?

テレビのニュース番組に登場するコメンテータが、司会者から紹介された時の第一声に、「よろしくお願いします」がある。日常生活でも自分を紹介された時や自分の話の締めくくりに相手に言う一般的な挨拶だが、さぁこれを外国人にどう伝えるか。

まだ駆け出しの社員だった頃、上司の部長が海外から来社した一行に挨拶する時、通訳を頼まれた。この部長は、後に社長・会長になった人で、海外出張も多く、自分で平気で外人と英語で会話するのに、何故通訳させるのかと思ったが、重要な視察団一行だからかも知れないと思っていた。冒頭、「私はxxです。よろしくお願いします」と切り出した。私はこれを黙殺して次に進んだ。後で部長は、「オマエがこれを英語でどう言うか、面白半分で待っていたのに何故飛ばした」と突き詰められたことがある。

商業通信文に、「貴社益々ご清祥の段、大慶に存じます」で良く始めるが、商業英語ではこれを無視するのが常識である。海外ではこんな挨拶の手法がないからである。この例を引いて、部長には通訳で飛ばしたことを釈明して納得して貰ったことがある。

テレビ番組で、あるタレントがハワイのイベント会場の挨拶で、現地日系人が通訳していた。タレントが「よろしくお願いします」と言った途端、一瞬絶句してから“Please help me“とやった。どう考えてもニュアンスが違うが、そんな意味で使う場合もあるのかなとも思った。

要するに外国では使わない意味のない表現である。言う方も聞く方も、全く気に留めない、単なる間(ま)を持たせるだけのもので、外国語に置き換えられるものではないのである。




ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック