神奈川最古の木造校舎が焼失

相模原市の山間にある青根小学校は昭和18年に再建された現存する神奈川県内で最古の木造校舎で、市の登録有形文化財だったが、原因不明の火災で全焼した。

再建された時も火災に遭ったもので、当時の親や地域の住民が総出で裏山から木を切り出して作った学校で、地域の宝物だったという。

有形文化財の校舎と言えば、滋賀県の豊郷小学校のように明治初期のものが多いが、これらは木造ではない。また旧街道沿いに木造校舎の校門など建物の一部が残されているのを何箇所か見かけたが、これらも現在使われてはいない。実際に小学校として使われている木造校舎と言えば、耐震建造物でうるさい昨今では文字通り文化財だろう。

私が通っていた時代の小学校は木造建築だった。勿論校門の柱や校舎の土台はコンクリートや石造りだったかも知れないが、校舎の外装材や廊下、階段から階段の手すりに至るまで頑強な木造だった。廊下に横一列に並んで、ラムネ瓶や醤油瓶、牛乳の空き瓶の底でゴシゴシ擦ると床がピカピカに照り輝き、歩くとアイススケートのリンクのように滑りやすくなる。定期的にこんな勤労奉仕をさせられたものである。

教室内の机や椅子、ガラス戸の出入口や柱も全て木製で、部屋の雰囲気は木が醸しだすなんとも言えない温か味があった。従って、我々世代は小学校と言えば木造の校舎の経験しかない。それだけに、全焼したとのニュースに接すると身近に感じる。

しかし、昭和18年の建物が有形文化財と聞くと複雑な気持ちになる。それから5年も前に生まれた私は年月的に見れば有形文化財の範疇に入っていたのか?





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