鶏卵業者に無用の雄ヒナ

日本人には今や鶏卵は毎日の常食になっている。我が家でも、朝食のテーブルには必ず卵焼きが付く。スーパーのチラシには特価の卵を目玉商品として客寄せの材料に使う。価格は長年概ね安定していて、物価の優等生と言われている。

その鶏の卵であるが、大規模鶏卵業者により大々的に生産されていて、我々はスーパーのワゴン棚に積み上げられている大量の卵のパックを見るだけで、大規模鶏卵業者の養鶏法は殆ど、と言うより全く知らない。

米国の消費者でも同様らしく、「殆どの米国人が全く知らなかった残忍なヒナ殺戮の停止」と題する記事がワシントンポストに出た(こちら)。何かと思えば、鶏卵業者は生まれたてのヒナがオスと判ると、闇雲に押しつぶして粉々にしていたらしい。鶏卵産業界は鶏肉を販売する養鶏業者ではない。卵を産まないオス鳥は無用の産物と言う訳である。

この実態が動物愛護団体から強烈な抗議が出て、鶏卵業界は従来の殺戮方法を停止し、産まれ出るまでに経済的にオス鶏を間引きするか、商売になる方法でオスが産まれないようにする技術の開発を発表した。ドイツやオランダでは既に研究が進められているが、卵の中の胚内で早期に性別判定し、オスなら受精をさせず、卵の殻を色分けして判定しようとするものである。そうすれば、無駄な抱卵・孵化の過程が省略出来て、ヒナとして産まれてから殺戮する必要がなくなる訳である。

これは我々の知らない世界で、産まれたばかりのヒナを無惨にも殺戮しているとの前提であり、我が国の鶏卵業者がかかる残酷の手段を講じていなけらば救いがある話である。







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