テレビ・ニュースは中立平等ではない


台風10号が、統計を取り始めてから初めて東北地方太平洋岸に上陸した。テレビ・ニュース、特にNHKは平素の全国ニュース15分のところを、台風関係だけで30分間占拠し、その他のニュースを10分報道した。東北初上陸というニュース性より、首都圏につながる交通への影響の関連性が伺える。

NHK全国ニュースは首都圏、特に東京に重点が置かれている。冬に都内で積雪10センチにもなれば、時間を延長して報道する。凍てついた道路を怖々滑りがちに歩く歩行者や交通情報が放映される。雪国の人達から見れば日常茶飯事のことを何故?と見ているに違いない。

今回の台風関連の報道も同様である。同じ強さの台風でも九州や四国に上陸する場合は、これ程の時間を割いて報道しない。ましてや沖縄を直撃した場合は、電光ニュース程度の簡単な扱いにしかならない。東京に直接影響しないので、時間を延長してまで報道する緊迫性はないからである。台風が関東に行くか西日本に行くかで、全国ニュースの取扱いが変わる。

先般の都知事選挙で、20人余りが立候補したのに、画面に出るのは焦点の三人だけだったのが公職選挙法に抵触すると問題になった。平等な取扱いがされていないからである。そもそも都知事選挙という一都市の首長選で全国ニュースの大半を占めるということ自体が東京中心の姿勢である。

勿論、東京は日本の首都である。その動きは日本全体の関心事であることは間違いない。しかし、原宿駅に大木が倒れて山手線が不通になったのまで全国ニュースで取り扱うのは如何なものかと思う。





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