旅先の史跡と近所の史跡

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小学生の頃、二条城の堀で良く魚釣りをした。友人一人を見張りに立て、警備員が来ると釣った鯉を堀に投げ返して一斉に逃げたものである。自宅から歩いて10数分の場所だが、文化財満載の二条城内部を見学したのは成人になってからであった。

結婚して新居を嵯峨に構えた。休日で予定のない日は自転車で数分の大覚寺へ行き、大沢の池畔の護摩堂の床に腰掛けて良く読書したが、拝観料が必要な境内には入らず仕舞いだった。太秦映画村も徒歩20分だったが、中に入ったことはない。

いずれも、その内に見学出来るだろうと思っていながら結局果たせなかったものである。観光客が良く訪れる場所でも、近所に住んでいると道端のお地蔵さんのような点景に過ぎない。先週のこのブログページで、旧東海道を歩いている時に女生徒から、「何もないこの地域に何故来たのか」と話しかけられたことを書いたが、その女の子には近くにある一里塚跡は、道路際にある電柱と同じで注意を引かないのである。

ところが旅先で初めて目にする光景は何でも新鮮である。自分の住む地元の観光スポットは、毎日見慣れていると印象に残らないのに比べ、初体験の印象は強いものが多い。

一昨日と昨日にかけて、会社の同期入社の友人達と毎年恒例のバス旅行に行った。拝観料や入場無料という訪問先を歩いていると、我々には印象深い場所でも、地域の人達から「わざわざこんな所までやって来る値打ちがあるのかね」と言いたげな目付きで見られているのが判る。

土産店や屋台の店が出ていない素朴な場所が、反って印象に残った。

上掲写真は岡山市吉備津神社


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