味より外観で変わる商品価値

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ウェブ記事で面白い話に行き当たった。長崎で売られている「カステラの切れ端」である。本来なら捨てられるか、製造業者の従業員のオヤツに供される部分を、ケースに収納して稀少部分として売りに出されているらしい。稀少品と銘打てば値打ちがあるように思わせる逆発想の商法である。

カステラの切れ端部分は良く知らないが、実は私も端の部分に愛着を持っている。例えば京菓子の駿河屋や鶴屋吉信などの羊羹は両端を先に分捕ることにしている。両端に砂糖の甘い部分が凝縮しているため余計に甘く感じる。

巻き寿司も、包丁を入れて切り分けられると先ず両端を誰よりも先に頂戴することにしている。中に巻かれている美味しそうな具が両端からはみ出して、少しでも量が多いのがネライである。

カミサンが朝食や夕飯に作ってくれるだし巻き卵も、切り分けてくれたら、両端を頂くことにしている。この部分はコシの部分がしっかりしているのが好みである。その他、伊達巻や昆布巻も同様で、いつも端の部分が当方の取り分である。家族は手間が省けて良いと喜んでいる。

どんな場合も外見は良くないが、両端の部分は何となく味が凝縮されている感じがして得した気持ちになる。羊羹などは典型的に現れている。

そんな訳で、ニュースにあったカステラの切れ端は、恐らく羊羹に似て、美味しさが凝縮しているような思いがする。是非試してみたいが、長崎からわざわざ全国に配送されるものでもないだろう。おまけに、切れ端の部分を如何に薄く切って中味を確保するかが職人芸である。売り物の“切れ端”も薄っぺらいものに違いない。





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