ミステリー番組の舞台、京都

テレビの人気番組にミステリー・ドラマがある。私は殆ど見ないが、家族がファンなので、食事の時などに付き合わされる。物語の舞台は何故か京都が多い。長年京都に住んでいた家族にとって、馴染みの場所が随所に出て来るので、ドラマのストーリー以外の楽しみがあるらしい。

京都を舞台にする以上は、観光客に良く知られた場所が出て来るが、地理的な整合性は配慮されていない。保津峡を眼下に見下ろすトロッコ列車の中で、「ハイッ、直ぐに伺います」と携帯電話で答えた刑事が、画面が変わると八坂神社の石段下に立っているなど、孫悟空の“きんと雲”の厄介にならなければ無理な場面もある。別の番組では、南禅寺の山門が映る広い境内を歩く主役二人の出た所が、遙か離れた加茂川堤だったシーンもあった。

CMにも頻繁に出る有名な場所に、嵯峨野の野々宮神社から大河内山荘に向かう深い竹薮の小道がある。大抵は、霧が流れる静かな場所として紹介され、ミステリーの格好の舞台であるが、行ってみると自分のペースで歩けない程の雑踏振りである。

加えて、ミステリーの舞台は京都でありながら、セリフの殆どが関東弁であるのが耳につく。主演役が東京からやって来て京都で事件に合うなら無理はないと思うが、大原の茶店で地元の女性が、「そうだねぇ、そういやぁこの頃見かけないわねぇ」などの口調で、姉さんかぶりでカスリの着物を着た大原女が話す訳がない。

ただ私個人的には、京都がこれだけ出て来ると、フィクションとは言え、他府県の視聴者から、京都はなんと殺人事件が多い治安の悪い都市だと誤解されないか心配になる。





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