ウソは如何にも本当らしく


新聞の読者投稿川柳欄に、「もう頭皮叩かなくなり15年」というのが目に留まった。ことハゲや薄毛に関わる記述には、直ぐに我が眼が反応する困ったクセがある。そう言えば、ブラシで頭皮を叩くと毛が生えるというCMが盛んに流れていたが、いつの間にか姿を消した。

もっと昔、民間放送が生まれて、企業のCMがラジオやテレビから流れて来る初期の頃に、「湯気のために毛穴が開き、明色クリンシン独特のLSが肌に深く沁みこんで・・・」を繰り返し聞かされて、いまだに覚えているCMもあったが、これもとうの昔に聞かれなくなった。

いずれも、それなりの臨床データに基づいての公表でウソではなかったと思うが、多くの消費者には、看板通りの効果がなかったのであろう。

昨日の毎日新聞朝刊に、「新聞週間が今日から始まる。昨年以来メディアを賑わせてきたのは、残念ながら“フェイク(偽)ニュース”という病理現象だ」で始まる社説があった。この言葉を言い出したのは米国のトランプ大統領である。自分の都合の悪いニュースは全てフェイクニュースと切り捨てた。大統領就任式参加人数を、オバマ氏の半数と誰が見ても判る写真を添えてもフェイクで通した。

毎日新聞社説は、「日本では幸いに大きな政治問題に至っていない。だが今後、フェイク現象が広がる可能性は否定できない。デマの対象は政治だけでなく、医療・健康、食品、企業情報など多岐にわたる」と指摘している。消え失せたCMも該当するのかも知れない。

安倍首相の誰もが判る幼稚なウソは直ぐ判るが、世の中には如何にも本当らしいウソが蔓延している。






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