韓国でのオリンピックと金賢姫


金賢姫の名を知らない世代が韓国でも1/3を越えたとの報道もある。ソウル・オリンピックを妨害するため、北朝鮮の女工作員として大韓航空を爆破し、乗客・乗員115名を殺した女だが、事件後30年ともなると徐々に忘れられてしまう。時間の経過とは恐ろしいものである。

この大事件が、韓国でのオリンピックを阻止するために北朝鮮が仕組んだ国家的謀略であったところから、今回の平昌五輪開催と共に改めてワシントンポスト電子版に長文の記事が掲載された。“NYタイムズやWポストの英文記事の読み方”という本があるように、難解な格調の高さを誇る名文とされる記事の中で、誰が読んでも英語圏の人でない平易な短い文節である。

かなりの長文だが、既に良く知られた事件のプロットを改めて記述したもので、新しい事実が出された訳ではない。オリンピックと韓国から連想される30年前の事件を風化させず、平昌オリンピックを契機に読者に改めて想起させようという狙いだけかも知れない。

この記事の中心部分は、『航空機を爆破することにより、世界を混乱に陥れ、最終的にはソウル・オリンピックを阻止するのが狙いであると北朝鮮諜報部部長から任務の目的を伝えられた』との金賢姫の証言と、『南北が白地に青の統一旗を掲げて合同入場行進をしても、両国の思いは同じではない。この旗は平和を象徴するものでは決してない』と記事を締め括っている部分にある。

画像記事にある金賢姫の近影は、事件当時の輝くばかりの美貌から年月の経過を窺わせるだけでなく、事件も同様に忘れ去られようとしていることを象徴している。








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