海外の和食レストラン


かねてから和食の海外進出が活発だったが、ユネスコの無形文化遺産に認定されてから更に拍車がかかっているようである。そのブームに乗ったのか、海外で日本人にも馴染みのない和食風料理を提供する海外のレストランを特集するテレビ番組があった。

紹介されたメニューの中に、和風食器に盛られてはいるが昆布巻きの形をしたベーコン巻き、焼肉の入った太巻き寿司など、凡そ日本人が食べたことがない料理がある。これらの和食堂には現地人の調理士ばかりで日本人はいない。

私がペルー駐在中、リマには5軒の日本食レストランがあり、内4軒は日系ペルー人の調理士だった。勢い、味付けはペルー風味である。残る一軒は、“レストラン富士”で、ここだけが純粋の日本の味を提供していた。南米には“レストラン富士”(スペイン語では“フヒ”と発音する)が各国にあるが、ペルーの店だけは本場の静岡県富士市出身の寿司職人が主人だった。

日本人が経営するレストランでも純粋の和食が提供されるとは限らない。コロンビア・ボゴタ市の“侍屋”で食べたキツネうどんが妙な感じなのでマスターに聞くと、「そのうどんはスパゲッティです。ボゴタでは饂飩玉が入手出来ないので」と言っていた。

南米だけではない。ヨーロッパに出張した時も、例えばデュッセルドルフのレストラン・サントリーでも日本人調理士がいながら、当時は食材入手難の時代なので欧州の代用食材を使っていた。

従って、私は外国では日本食を敬遠し、その国のお国自慢料理を選択することにしていた。但し、英国・ドイツ・コロンビア・ボリビアのように世界に誇る料理がない国がある。そんな場合でも和食は避けて、地中海料理か中国人の経営する中国料理、韓国人の経営する韓国料理店を利用した。




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