司法界から見た柳瀬証言

日曜日の毎日新聞に、日頃のもやもやをスッキリさせる記事があった。「人の罪や責任の有無を巡って厳密な立証を求められる司法の世界から、柳瀬氏の発言はどう見えるのか」を専門家の弁護士の見解を集約したものである。結論は、『柳瀬氏の証言は法廷では到底通じない』であった。

「首相秘書官の職務権限や官邸という場所で会った以上、首相の命を受けた行動で、会う側が首相に伝わると考えるのは当然。『報告せず、指示もない』というのは不合理な弁解」(愛知県弁護士会の弁護士)

柳瀬氏が当初は面会自体を否定していた点を踏まえ、裁判所なら「供述の核心部分が変遷し、信用性は全く見られない」と評価する筈。(同)

柳瀬氏の証言は司法の場なら説得力を持たない。「過去の国会答弁との矛盾を避け、愛媛県の『首相案件』文書の追及を逃れるための無理な弁解だった(中略)。何一つ事実を明らかにしなかった」(東京弁護士会、元検事)。

「しっかりと記録を残していた愛媛県に迷惑きわまりないが、中村知事の参考人招致も必要」(同)。

専門畑の司法界の人達の意見は、裁判所ならアウトとの見解であるが、国会ではのらりくらりと逃げ果せるのは追求する野党議員の資質低下によるものだろう。メディアによっては“資質劣化”と表現するところもある。次の滋賀県弁護士会で30年務めた元裁判官の話に代表されている。

「質問する議員が自分の考えを押付けようとするなど、尋問技術の稚拙さが目に付く。当時の具体的な状況などについて細かい質問を重ね、疑惑の核心を浮き彫りにすることも出来た筈」

適当な回答で逃げられると足元を見られた野党が、疑惑を益々深めさせているのは皮肉であり、いつまでも解明されない原因にもなっている。







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