嘘の積み重ねが常識の社会に



「ナンボなんでも、それはミエミエでは?」と内部からも批判が出そうな発表があった。「担当者が誤情報を県に報告した」と開き直った加計学園のコメントがそれである。「実際にはなかった首相と理事長の面談があったような嘘の情報を提出した」との説明だが、この釈明自体が嘘臭い。

これ程嘘の上塗りが続くと、嘘の質も落ちて来て、誰が聞いても嘘と判る。嘘を強弁で押さえ込んで来た経験から、今回もそれを踏襲するらしい。今回の嘘は、他に面談を立証する確たる文書が出てきたら抜き差しならなくなる。その可能性の芽が既に出て来ている。知事に比べて消極的姿勢で沈黙を守っていた今治市長が、首相と理事長面談の報告を聞いたような記憶があるとして、関係文書の探索調査を始めたことである。

今回学園は、「26日に面会を否定するコメントを改めて発表。学園の当時の担当者が総理と理事長の名を引き合いに出し、”実際にはなかった”面会があったと嘘をついて県と(今治)市に誤った情報を与えた」との言い訳である。自分や家族の生活の生殺与奪の権を握っている組織のトップや一国の総理の名前を、宮仕えの一担当者が自分だけの一存で“引合い”に出せる筈がない。おまけに自治体の御上(オカミ)である県と市に対する報告を、御殿女中の担当者が上司の決裁なしで“誤った情報”を出せる環境は我が国には絶対にない。

その勝手に誤情報を報告したといわれる担当者は、取材に対しては勝手に発言が出来ず、逃げ回っている光景がテレビで放映された。

もう一つの事実は、県が学園の報告を公表した後に、“誤った情報を与えた”と釈明したことである。本来なら、県の公表の前に、学園は県に対して謝罪して取消しておくのが筋だが、それがなかった。県が公表して慌てて出した後付け釈明である。誰が見ても説得力のない嘘であることが判る。

安倍首相、麻生財務相、佐川元理財局長、福田前財務事務次官、日大アメフト部の内田前監督と井上コーチなど、隠蔽と嘘が堂々とまかり通る社会になって来た。昨日の毎日新聞の川柳欄にこんな一句があった。

『ウソをつきながら美しい国づくり』




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