停滞

異例のコースをとり、各地で被害をもたらした台風12号は、九州の枕崎沖西南で殆ど停滞し、やがて温帯低気圧に変わるらしい。停滞中も強い雨雲を伴っているため、鹿児島・宮崎にかなり大雨をもたらす可能性がある。

過去の台風で停滞と言えば、例えば沖縄付近でコースの転向点で、付近の住民は迷惑この上もない話であるが、今回は東方から本土を縦断して各地に被害を与えた後に、尚精力を温存して大雨を降らせるのだから始末に悪い。

停滞と言えば、7月上旬に強力な梅雨前線が停滞し、いわゆる西日本大水害をもたらした。通常、梅雨前線はひとしきり雨を降らせたら、南下したり北上して消えてくれるものだが、今回の梅雨前線は厚い雨雲を抱えたまま、全く動かなかった。これが広島・岡山・愛媛を中心に大災害を引き起こした原因だった。

その後にも停滞して困らせたものに、太平高気圧とチベット高気圧がある。二つの高気圧が重なって長い間動かなかった。これが日本列島に記録的な高温をもたらし、熱中症で多数の死者を出す原因となった。気象庁は命に関わる危機的な気候と表現し、夏休み期間にも関わらず外出自粛、無理な運動は禁止するよう警告を出した。

モリ・カケ問題で国会運営が長い間停滞したのは、安倍官邸による人為的な“停滞”で自業自得だったが、梅雨前線と強力な高気圧の長期の停滞は自然現象でどうしようもないが、今回の異常気象は世界的なものであり、その遠因が温室ガス排出問題にあるとする環境学者の説もあり、とすればこちらも人類による人為的な問題である。



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