降圧剤と熱中症

連日の猛暑で、熱中症による死亡者が全国で7月末の一週間に39人、その前の一週間では65人と報じられている。お隣の韓国でもソールだけで7月に2,549人が熱中症の疑いで病院に搬送され、内30人が死亡した(朝鮮日報英文版)。世界的に危機的な高温気象の毎日である。

その熱中症が降圧剤常用者には特に要注意らしい。高血圧の人が常用する降圧剤には、①血管を拡張して血圧を下げる、②心臓の働きを抑えて血圧を下げる、③腎臓や肺に作用して血管を収縮する作用を抑える、④尿を出して血液量を減らして血圧を下げる薬がある。最後の薬を利尿薬とも言う。

医師の話によると、降圧剤の中でも特に利尿薬を服用している人が熱中症で搬送される割合が高いという。利尿薬は水分と塩分の排出を促す作用があるので、猛暑下で脱水症状を起し易いことが考えられる。

私も10年前に脳内出血で入院したのは、高血圧のため脳内で出血を起したのが理由と診断された。幸い、出血は少量で患部が直ぐにかさぶたで塞がったため軽症で済み、後遺症も出なかったが、以降は毎日降圧剤を飲み続けた。当初は160/90 を越える日が続いたが、何度か薬の種類を替え、一日一錠を朝食後一錠と就寝前二錠の二回としてから血圧は降下し、最近では110/70 台がずっと続いていた。但し、医師からは降圧剤は勝手に辞めることは絶対にイカンとの厳命があった。

今回肺炎に入院した時、薬剤師は私の血圧手帳と薬手帳に毎月同じ降圧剤が長年続いているのを見て、持参した降圧剤の残り分を飲ませない手段に出た。辞めてはいけない降圧剤を停止してしまったのである。薬剤師としての専門的な判断が働いたらしい。結果として一ヶ月の入院中、降圧剤服用を辞めても血圧は上がらなかった。

今回の入院は不幸な出来事だったが、長年服用の降圧剤を停止しても血圧は上がらない結果を得たのは幸いだった。但し毎年のことであるが、血圧は夏に降下し、寒い冬になると上がる傾向がある。引き続き、毎日の血圧測定と血圧手帳の記入を求められているが、降圧剤停止により熱中症の惧れが遠のいたのも幸いだった。



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