体調悪くないのに診療所通い

毎月1回、近くの内科医の診療所に行っている。熱がある訳でもなく、どこと言って健康を損ねた訳でもない。ただ、絶やしてはいけないと申し渡されている降圧剤と貧血改善の薬を貰うだけである。後者の薬は大病院から退院時、以降は町のかかりつけの医院から貰って引き続き服用を指示されたものである。

毎月、同じ薬を貰うだけだから、3~4ヶ月分を一挙にくれと言うと、都度経過観察の必要があるので月一回は診察を言い渡されている。診察と言っても特段の処置をしてくれる訳ではない。受付で診察券と健康保険証を提示すると、この患者は薬を貰うだけで病気ではないと判るのか、体温計も渡してくれない。

それでも待合室で診察まで待たされる。周囲にも薬だけで来ていると見える健康そうな患者が多い。定期的に来院するので馴染みになった人が多いらしく、元気な会話が飛び交っている。「あの人、この頃この医院に来ないが、どこか体が悪いのかしら」と医院の待合室らしからぬ話も聞こえる。病院とは健康な人が来る錯覚すら覚える。

殆どが、体が特に悪くないのに、薬だけを貰いに集まる場所になっている。呼ばれて私がいそいそと診察室に入ると、医師は「どこか悪いですか」とは聞かない。顔色を見て病気ではないのが判るらしい。持参した血圧手帳をパラパラ繰って、「いい調子ですね」と言ってそのまま終わるのも悪いのか、血圧だけを測って「では次の一か月分の薬を準備しましょう」と言って終わる。昔は内科医に来ると、聴診器を胸や背中に当て、口を開けさせて喉の奥を見て脈を図るというのが定番だったが、そんな診察をして貰ったことはない。

そのくせ、請求書と一緒に貰った「医療費明細書」を見ると、“再診料・外来管理費加算・明細書発行体制等加算・特定疾患療養管理料(診療所)・薬剤情報提供料”など“再診料”以外は身の覚えのない費用が取られている。“お薬手帳記載加算(薬剤情報提供料)”まで取られ、薬剤情報提供料の二重取りと疑われる記載もあり、薬剤以外で363点とある。1割負担だから安いものだが、医院は血圧を測っただけで健康保険組合から別に\3,300.請求しているのである。3ヶ月分の薬を渡すと約1万円の収入減となるので、医者は毎月の診療所通いを強要する理由がここにある。

と言う訳で、診療所には病人より健康人が多い訳が判った。



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