今日読み終わった本―「報道しない自由」



今日読み終わった本:

『報道しない自由』 西村幸裕 イースト・プレス 2017年12月

市立図書館がリニューアルされて、閲覧棚の配置を確かめに回った時に目に付いた本である。報道関連の書棚で見つけた。

我々が得る日々の情報はテレビ・新聞・インターネットからで、いずれも受け身である。与えて貰わなければ知らないままであり、メディアが意図的に報道しない出来事があることはかねてから聞いていた。その意味で、この本の題名は魅力的だった。

この本には、「なぜ、メディアは平気で嘘をつくのか」とのサブタイトルが付いている。“嘘”の字を赤い太字で表記していて、この書物の全般に亘る論旨の根幹をなしている。これをフェイク・ニュースとして述べている。フェイク・ニュースとはトランプ米大統領が自分に不利な事実を全てフェイク・ニュースとして切り捨てたことで拡まったのは衆知の通りである。

フェイク(fake)とは偽物・ごまかし・嘘の意味があり、その対極に事実確認(fact finding)の行動がある。トランプ氏がフェイク・ニュースと指摘した1000件を超える発言には、この事実確認の証明が2倍を超えたとの報告もある。

「報道しない自由」の本の冒頭に、モリカケ問題はフェイク・ニュースだったとの指摘から始まっている。何故フェイクかは、大多数のメディアがこの問題を集中的に取り上げた結果、他の重要案件を報道しなかった、つまり“報道しない自由”が行使されたという点にある。逆にモリカケ問題には権力による報道されない隠蔽があったことには言及されていない。この著書にあるフェイク・ニュースとは本来の嘘・作り物の意味から発展して、自分の思想に反する言論のことを指している。

現代人間には思想・信条の違いで、おおまかには左寄り・右寄りの姿勢がある。時事問題に無関心で、どちらにも属さない層はノンポリと切り捨てられている。言論で生計を立てている評論家・ジャーナリストは左右の色別がその論調から明らかであるが、この書物の作者も章を追うごとに反安倍政権運動を批判したり、中国をシナと呼称するなど、その姿勢が明らかになる書物だった。


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