加齢と共に視力改善?


昨年春、町の眼科医に精密検査をして貰った所、眼球の水晶体に薄い濁りが認められ、白内障初期の兆候があると診断された。視力が落ちているのは眼鏡の度数が合わないのではなく、今すぐ手術する程ではないと暫く様子を見ることになった。

半年後に自動車免許センターから免許証更新の案内が来たので、改めて同じ眼医者に見て貰ったら白内障兆候は余り悪くはなっていない。但し、運転免許の合格ラインである視力0.7をクリアするかどうかの境目にあり、手術するかどうかは本人の判断に任せる、手術をして視力が回復するかどうかは別問題であると無責任な判定を貰った。

運転免許証更新の前に、認知機能検査を含む高齢者講習を受けねばならない。これをパスして晴れて更新申請が出来る。この時に視力検査があるので、その際の結果により白内障手術を受けるかどうかを判断しようと、恐るおそる高齢者講習に臨んだ。

高齢者講習時の視力検査はアッサリしたものだった。壁に貼った視力検査表に教官が指示棒で最初に視力0.7の位置のランドルト環を指す。一回で正解すると「ハイッ!結構」とあっさりパスしてしまった。本番の更新試験の時も合格するか不安だったが、高齢者講習の合格修了証を提出するのでお墨付きを貰ったようなものである。

一昨日、所轄の警察署に更新手続きに行くと案の定、視力検査がある。しかも今度は二つのレンズが並ぶ自動視力検査器が置いてある。検査官は婦人警官である。「まず裸眼で右目から始めます」と本格的である。これはヤバクなったと緊張して対応した。レンズの向こうの像は明るく、意外にスラスラ見える。裸眼と眼鏡着用の左右片目ずつと両眼の検査を終えると「4ヶ月前の高齢者講習会より良い結果ですね。これなら免許条件の“眼鏡着用”を外しても良い程です。しかし、長年付けていた条件だから継続しておいて、“自動二輪運転時は不要”としておきましょう」と意外な結果を得た。

緊張していたのに意外な結果だった。良く考えれば、視力検査表も自動視力検査器も、物差しやスーパーの重量天秤のように、計量法による基準器により校正されたものではない。家庭用血圧計も同様で、検定されていないので機種により測定結果が異なる。視力も加齢を経て良くなる筈はないので、運転免許試験用視力検査器により結果が異なるに違いない。

運転免許という重要な判定基準が、受検した検査機器の性能に左右されるという、いい加減なものであることを実感した。









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