図書館の本100冊余が山中に投棄



小学校に入る前から本に親しみ、長じて通学・通勤途上でも常に本を手に持っていないと落ち着かない程、本には特別の思い入れがある。床の上に置かれた本を股ぐのは罪悪と感じ、ましてや踏みつけて歩くと足が腐ると躾けられたものである。従って、本を床に置くこと自体が罪悪で、見つければ必ず机か本箱に収納するクセが付いている。

本に傍線を入れたりメモ書きするのはもっての他で、図書館で借りた本に良く見かけるページの隅が折られているのを発見すると山形に折って元に戻すのも、自然に身についたクセになっている。

それ程本は大切にするのが当たり前と思っていたのに、こんな新聞記事を見て腰を抜かした。

図書館の本100冊以上が山中に投棄 京都・宇治市
 京都府宇治市や周辺自治体の図書館の本が、宇治市の山中に投棄されていたことが13日、市教育委員会への取材で分かった。少なくとも100冊以上とみられ、市は経緯を調べるとともに、府警に相談している。

市教委によると、11日に「図書館の本が不法投棄されている」と連絡があった。現場からは、宇治市の図書館や滋賀県立図書館(大津市)などのバーコードが貼られたり、蔵書印が押されたりした大量の書籍が見つかった。赤いビニールひもで、十数冊ごとに束ねられていたという。(共同)

図書館で良く本を借りる自分から見れば、これは本を借りた個人の仕業ではないことが直ぐ分る。いくら不精な人間でも借りるばかりで返本をせず100冊も自宅にため込んでいるとは考えられない。返本期限が来ても長期間返さなければ、その貸出図書券で新たに借りる時に図書館側でチェックが可能の筈である。

図書館で一定期間貸出がない書籍は、一般閲覧棚から書庫に移される。文字通りお蔵入りとなるが、所定の手続きで借りだしは可能である。私はよくこれをやる。一般閲覧棚になければ検索機で調べると「書庫職員へ」とあるので判る。書庫のスペースに限りがあるので、年次棚卸の時に長期貸し出しがない場合はまとめて廃棄される。廃棄作業は図書館がやる訳ではないので業者に委託するのが常である。

今回発見されたのは、その業者が不法投棄したものに違いない。発見された書名のいくつかを押印してある図書館に照会すれば、廃棄を委託した業者名が判る筈である。

それにしても、焼却せず不法投棄するという行為は、本の愛好家にとっては許しがたい行為である。




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