車の右折事故防止対策



大津市での強引な右折車に、反対車線を直進して来た軽自動車が衝突し、弾みで投げ出されて信号待ちをしていた保育園児の列に突っ込み死傷者を出した事故を契機に、改めて全国のドライバーに右折時の注意喚起を呼び掛けている。この種の事故は多いが、ドライバーへの注意依存だけで他に何か対策はないか。

私が頻繁に出張した海外の首都にコロンビアのボゴタ市がある。もう30年以上も昔の話であるが、この問題が見事に解消され市民生活に浸透していた光景を見て感心したことがある。ボゴタ市も車の混雑が顕著である。そのため、市内を東西に走る中央通りのカレラ・セプティマ(7番大通り)は、朝の出勤時間帯は中央官庁のある東向け一方通行となり、退勤時間帯になると西向け一方通行に切替わる。大通りを埋め尽くす車列が一方に流れる様は見事である。中間時間帯は対面交互通行で、それぞれ道路の交通標識が自動的に替えられる。

その車の列の中から抜け出して右折する場合はどうするか?ボゴタ市は車は右側通行なので正しくは“左折”だが、判り易いように日本と同じ左側通行と仮定して説明すると、右折して入りたい道を一筋通り過ごして、次の十字路を左折する。次に出会った道を左折して元々入りたかった道に出会うとまた左折し、後は直進するのである。判り易く言えば、四角形の各辺で左折を繰り返して一周することになっている。要するに右折は絶対禁止なのである。

日本では、“伊予の早曲がり”とか“松本走り”、“播州道交法”と称するローカル・ルールがあるが、共通しているのは右折優先である。城下町特有の狭い道で渋滞を避けるための便法と言われ金沢市でも同様らしいが、いずれにせよ道交法違反やマナー違反である。どの町も京都や奈良のように整然とした碁盤目の都市計画にはなっていないが、ボゴタ市も松本や姫路、松山と似たような道路地形である。ガソリンを消費するかも知れないが、ボゴタ形式を参考にしてはどうか。

自動車事故の多い原因として、ブレーキとアクセルの踏み間違いがあるが、これは車体構造のハードの問題なので、技術水準の高い日本の自動車メーカーで是非対策を講じて欲しい。ボゴタ形式のようなソフトでの対応は難しそうである。



ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

ナイス

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック