「~なので問題ない」の回答は問題



流石の「はぐらかし・言い逃れ答弁」が国会や予算委員会での主な仕事である安倍首相も「桜を見る会」問題では進退に窮したらしく、早々と来年は中止宣言をして早期幕引き策に出た。国会に問題を引き出した共産党の田村議員の巧妙な質問戦術の成果である。


田村議員は手の内の豊富な証拠のカードを懐に、首相や他の回答者の言質を引き出すような質問をチビリ出しにして、生半可な回答が出ると有無を言わさぬ確たる証拠を突きつけて反問した。久し振りに切っ先鋭い野党質問だった。


ただこの過程で、実際の経費が「飲食物の提供」が予算の3.5倍の2,191万円、「会場等の設営」が2倍以上の1,814万円だった点を指摘した時、内閣府担当者から「予算案の策定時には最低限必要な経費として毎年度同じ額を計上している。会計法を逸脱しているわけでなく問題ない」との回答を得た時点で追及の手を収めたのは残念だった。


「~なので問題ない」という説明は、菅官房長官の常套語である。これでオシマイ、これ以上の質問は受け付けないという意味の木で鼻を括った、突き放すような表現である。この表現は、自分が説明した内容を自分で「問題ない」と自己評価して相手に押し付けるものではない。早く収束してしまいたい意味の身勝手な表現である。問題があるかどうかは、回答・説明を受けた側が評価するもので、説明した側が押し付けるものではない。


今回は内閣府担当者の「問題ない」との説明を受けて矛を収めたのは残念だった。「会計法のどの条項の規定を逸脱したものでないのか」とか「予算を大幅に超えた出費でも問題はないのか。それなら予算は全て低く設定して承認を受け、出費はどれだけ超過しても許されるのか」と追及する余地はいくらでもあった。


「桜を見る会」問題では、招待者名簿を早々と破棄してどの部署も保管していないというモリカケや南スーダン日誌隠蔽の再現の回答もある。いずれどこからか記録が出てくる可能性はある。今回は安倍首相が関与していることが明らかだけに、野党の追及も手と緩めることがないよう注視している。







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