荒野に寂しく点く灯り

自販機.jpg


今や日本の都会や田舎を問わず、至る所に設置されている自動販売機である。電柱やマンホールと同様、横を通り過ぎても意識に留まっていない。この日本の自販機について米紙CNNが外国人の目線から見た一文を掲載している。


自販機は現代日本文化の中心として存在し、その数は全国で510万台。国民23人につき1台ある。屋内にもあるが、大部分は通行人の便のため屋外に設置されている。日用品なら何でも売られているが、主力は飲み物で温かいのと冷たいのが同時に収納されている。


夜になって、各家庭の灯りが次々と消える時刻になっても自販機の灯りだけは明るく点灯を続けている。建物の軒下だけでなく、人けのない郊外の道端にも設置されており、夜にもなると陸上の灯台の役目を果たしてくれる。


ここでCNN記事は、日本の写真家大橋英児氏の写真集「ロードサイド・ライツ(道端の灯り)」から数点の写真と同氏とのインタビューから得た話の一部を紹介している。同氏は北海道在住者或いはその経験のある人らしく、「夜勤からの帰り道、吹雪の夜にマイカーで自宅付近まで来るとヘッドライトの先に煌々とした自販機の灯りが見え、道筋をガイドする役目を果たしてくれた。これが全国を巡って自販機の珍しい光景を収めた写真集を発行する動機となった」とある。


CNN記事はまた面白い見方をする。日本の地方に行くと、道端に収穫した農作物を机の上に並べ、通行人に無人販売する光景に出くわす。自販機はその延長上にある営業法と言うのである。人と人との交流に弱い人にも受け入れられる独特の文化と言う。その背景には、世界に類を見ない日本の治安の良さにある。人通りの少ない野原の一角に自販機が設置されていても、自販機の中にある現金や商品を盗もうとはしない社会環境の表れで、これが顧客満足を助長している。


出典:CNNニュース電子版(こちら


私が良く利用するグラウンドゴルフ場は、それに隣接するサッカーや野球のグラウンド、陸上競技施設が並ぶ河川敷にある。自販機があれば需要が多い筈だが1台も置いていない。当然である。河川敷やその後ろの堤防には電柱が並んで居らず、電気が来ていないからである。





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