新聞の夕刊はいらない



新聞に求めるのは、日々のニュース報道、解説、評論である。他に囲碁や川柳欄、連載小説などもあるが、ついでに読むもので別になくても構わない。これらは朝刊だけでも十分で、特に最近の夕刊は読む記事が少ない。少ないというより、殆ど読むところがない。紙面も少なく薄っぺらいものになって来た。


海外で生活したり出張した時の経験では、私が訪問した国々に限っては夕刊というものはなかった。ウェブのデジタル・ニュースでは米国のワシントンポストに「Evening Edition」という夕刊に相当するものがあるが、朝刊で報道済みの記事の重複が多い。同じ国の中で東海岸と西海岸では時差が4時間もある広大な地域なので、印刷締切時間と地域により記事を読む時刻が異なるための対応かも知れない。


我が家の定期購読紙は毎日新聞であるが、こと夕刊に関しては読むところが少なくなっているのに気付く。第一、余程の大きな出来事がない限り報道や解説記事はない。


例えば今日11月22日大阪版夕刊の1面記事は「科学イラストレータ」という個人の紹介が殆ど全ページを占め、紙面左端に枠組みで4件のニュース(1組23文字10行づつの小欄)があるだけ。2面は特集ワイド、3面はスポーツだが競技の速報ではなく、アーチェリー選手と馬術の獣医師の談話、4面は全面野球解説者という個人の紹介。5面は芸能欄で今日は全面映画の話。6面は昆虫館とキン肉マンの話題。7面には二人の特定個人の物語とローカルニュース2件、8面はテレビ番組でニュース記事は殆どない。


これで駅売り1部50円を出して買う人はないだろう。朝刊・夕刊セットの定期購読料金では月額4,037円、この内夕刊が約1,000円を占める。最近の夕刊記事では全くムダな投資で、夕刊を買わなければ年間1万2千円の節約となる。


尤も、毎日新聞の場合は夕刊を発行しているのは全国で20都道府県だけらしい。他の地方に住む人達には夕刊なしでも痛痒を感じていないのである。産経新聞が夕刊を廃止したのは賢明な措置と言える。


新聞社は24時間交代制勤務で四六時中就業している。働き方改革が叫ばれている現代、購読者の少ない夕刊を廃止して配達員の労力を半減し、その分朝刊のページ数を増やして、海外新聞のように報道の量と質の充実を図る方が作る方も読む方にもメリットをもたらす。夕刊がなくても、夕方の報ニュースはテレビやウェブニュースで十分接することが出来るのである。






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