今年は良い事ある如し



石川啄木の元旦を詠んだ詩に、『なんとなく、今年は良い事ある如し 元日の朝、晴れて風なし』というのがあった。今年の元旦は北日本が荒れ模様だったらしいが、西日本はまさにこの詩そのものの天気で、啄木の新年を迎えた希望を抱かせる始まりだった。


一方、逆に年末最後のワシントンポストの電子版に、『Year in Review 2019  Impeachment, Brexit, Greenland - Can we say anything good about this year? Nah!』で締めくくる記事が掲載された。『2019年の回顧、弾劾・EU離脱・グリーンランド。今年は何か良いことがあったか?何ぁ~んにも!』と、啄木の新年初頭にあたっての胸膨らむ期待とはウラハラな年の総括をする虚しさがあった。これにならって思い付くままに我が国を振り返れば、『日韓関係、老後資金2千万円、桜を見る会』となろう。似たようなものである。


何びとも、ものごとの始まりに対して暗い気持ちを持って臨む人はいない。上高地の河童橋横から前面の白雪を頂く穂高岳を見上げてスタートする時の気持ちの昂ぶりと稜線に立った時の感動のため、如何にその道のりの厳しさを承知していても、希望を持って進んで行くものである。


その年の具体的な目的と計画を持って年の初めをスタートした若い時代の前向きな姿勢は、この年齢になれば残念なから失せてしまったが、『今年は何か良い事ある如し』と他力本願で期待を持って臨むことにする。そのための基本は、何と言っても自分の健康である。これだけは自分の自助努力である。これをもって本年を迎えた心構えとしたい。




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