野次は議会の華か




「野次」とは議会や講演会などで演者が演説中に、聴衆の中から合の手を入れるように、短く相手を冷かしたり非難する発言のことで、堅苦しい議場の雰囲気を和らげる場合もあり、多くの場合は冗談と片付けて良いが、話し手が真面目に、または真剣に話しているのに非難したり中傷する意味を含む場合は、物議を醸すことも再々ある。

子供じみた行為なので、結構幼少の頃から現れ、早い場合は小学校高学年の教室でも生徒が先生の講義中に一言入れる野次もある。中高校生ともなると駄洒落気味の野次が教室内で飛び交うのは誰もが経験した筈である。従って、国会や県議会でも平気で野次が飛び出すと、厳粛な場を乱す子供染みた不真面目な行為を非難される場合が多い。

しかし、「野次は議会の華」と古くから言われて、野次は討論中の潤滑油とか、野次を飛ばすのは「居眠りをしていないで傾聴している証拠」と、少々誹謗中傷の表現があっても肯定する人が多い。

「野次」は普通は聴衆の中から発せらるもので、誰が言ったかは問題視されない。ところが、最近の国会や予算委員会は議論の本質を外れ、本来なら無視すべき野次に敏感に反応する。誰が飛ばした野次か「特定」する動議までに発展している。

また野次を飛ばすのは、出所不明の聴衆席からだけでなく、議長席の前に陣取る閣僚や最高権威者の総理までが野次を飛ばす時代になっている。通常「野次」は議事録記述の対象ではないが、その「野次」が国会運営に影響を及ぼす場合は記録される。

「所詮は野次」と無視されていたのが、今やその存在感が大きくなっている。逆に言えば、総理を初め国の指導者である閣僚の資質の低下が著しいことを示している。

今の国会の流れを見ていると、総理も議長や与野党も国会を中学や高校の生徒会をそのまま受け継いだ運営で満足している様相がある。国会の劣化と酷評される所以である。


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