ここは人出10割減



新型コロナウィルス拡大を受け、緊急事態宣言が発令されて2週間が過ぎ、政府は人と人との接触を8割減らすことを目標としているが、達成には程遠いとの中間発表があった。社会的動物であり、生活のための人間の行動を閉じ込めることの難しさを表している。


コロナ自粛 (5).JPG


上掲の写真は、私が良く利用している河川敷のグラウンドゴルフ場の今日水曜日の風景である。火曜日の閉場日以外は毎日多くのグラウンドゴルフ愛好家が押し掛ける。市の協会に所属するクラブが20団体あり、お互いに曜日を分けて例会を持っている。加えて協会に属さない町内の自治会同好会もある。水曜日に開催するクラブが最も多く、午前中だけでも約300人がやって来るのでお互いスタート時刻をずらせて調整をしている。


集まるのは高齢者の男女ばかりで、協会の調査では平均年齢76才。年齢には不似合いのカラフルな井出たちだが、相応に腰を曲げて歩く人もいる。好きな人は、所属クラブの例会以外に自主練習として数人が連れ立って毎日やって来る人も多い。「現役時代の勤務先への出勤率より、今ここにやって来る出勤率の方が良い」と皮肉られる人もいる。


お互いに「もしグラウンドゴルフに出会わなければ、ここにいるジイサン、バアサン達は何をして時間を潰しているだろうね」と言い合っている。グラウンドゴルフは老人たちの格好の健康維持活動であると同時にヒマ潰しの手段である。


ところが政府の緊急事態宣言が発令された416日に、協会から56日までグラウンドゴルフ自粛の要請が出た。しかし、密閉でない広い河川敷での行動なので問題ないと要請を無視して押し掛けたグループがいくつかあったらしい。好きな道でもあり、他にすることもないので我慢出来なかったに違いない。


そこで協会は強硬手段に出た。全コース32ホールのホールポスト(ゴルフのカップに相当)とスタートマットを撤去したのである。こうなるとゴールポストなしのサッカーのようで目標がなくプレーにならない。


かくして45千平方米(13千坪)のグラウンドゴルフ場に立っていた32本のゴールポストが無くなりガランとしていつもより広く見えるようになった。勿論誰もいない。一挙に人出10割減となったのである。ではあれだけ多くが詰めかけた年寄り達は今何をしているか?





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