有権者の無責任



昨年の参院選に広島で選出された河井案里議員の秘書が選挙違反で有罪判決が出ると、広島県内の有権者や政界関係者から選挙違反を主導した夫の河井克行議員や案里氏に猛烈な批判が高まった。今までに報道されて来た違法な選挙運動の内容は有権者の知るところで、それにたいして司法が判断を下したことに対する率直な反応だろう。


多方面の有権者や政界関係者からの抗議の声が一斉に報道されている。例えば、自民党広島県連の会長は、「判決を重く受け止めている。国民からの政治や自民党への信頼に関わることを踏まえ、事実の説明をして貰いたい」と他人事のようなコメントを出している。そこには、選挙期間中に党本部から次々と応援に来た重鎮に同行して河井案里氏を推した自分達の姿勢への反省や謝罪はない。


案里氏を推薦した公明党県本部代表も「推薦したが残念だ。辞職を含め出処進退を考えるべきだ」の声も、自分達の責任には全く触れていない。多数の抗議の声に同調するだけである。


県民からは、「お金で議席を買った形になり、県民の政治不信を増大させる事態だ。罪は重い」とか、「依然として議員本人から何の説明もないのは誠に遺憾。有権者のために説明責任を果たして頂きたい」、「投票したため余計に心が痛む。秘書が起訴された時点で案里氏自身が県民の信頼に背いていると感じていた。早く辞職した方が良い」、「したたかなことばかりして呆れるしかない。何故彼女に自民党本部が15千万円も出し、何をしようとしたのか一番知りたいちところ」と抗議の声が続く。


そこには案里氏に一票を投じた有権者の責任を問う声は出ていない。極端な言い方をすれば、カネを貰って一票を投じていながら、非難の声の高まりに知らぬ顔で同調している人もないとは言えない。広島だけではなく、全国の投票区でも何を基準に一票を入れるかの根拠が薄弱なのである。


選挙の度に不審に思うことがある。まだ選挙公報が各戸に届いていないのに、不在者投票所に人が足を運ぶことである。候補者の政策を知らなくても、候補者のルックスだけで選ぶ人がある。私の知る老婦人で、「顔が良いので投票したら、別のイケメンと間違えた」とシラット語る人がいた。他に、「党本部からエライ人が応援に来たので確かな人と思った」とか「お父さんの地盤だった」と本人の資質とは無関係に投票する人がいる。


今の選良は、本人の資質や政策を考慮していない層に押し出されて来たのである。今の無能で資質のない政治家を国会に送り出した責任は、すべからく有権者にある。








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