「任命責任は私にある」とシレッと何度も言える人



18日、通常国会閉会を受け安倍首相の記者会見がテレビ放映された。冒頭、現職国会議員の河井夫妻が逮捕されたことに「かって法相に任命した者として、その責任を痛感している」と述べて頭を下げた。多くの家庭の夕食時間帯でテレビを見ていた国民が多いと思うが、その顔の表情から「責任を痛感」していると読んだ人は何人いるか。「聞き慣れたセリフ」と感じた人が多いに違いない。


あまりに何度も繰り返されるので、今まで何回述べたのかネットで調べてみると、世の中には同じ疑問を持っている人がいると見えて直ぐに出て来た。2019114日付け毎日新聞に、「記者もヒマだな、と仰らないで頂きたい。数えてしまった」と前置きして、同日付までの33の本会議・委員会で「49回」とある(こちら)。201212月に発足した第2次安倍政権で7年間に辞任した閣僚9人に対するものである。「本会議・委員会での発言」とあるから、他に記者会見やブラ下がり取材での発言を加えるともっと増える。


これだけ「任命責任は私に」を乱発して、ではどんな責任をとったかと言えば何もない。言いっ放しで終わりである。安倍首相は、この表現について何か勘違いをして使用しているフシがある。「任命責任は私にある」と言って頭を下げればその責任は解消されたと理解しているに違いない。そうでなければ、これだけ頻繁に発言しておいて後は知らぬ顔が出来るものではない。別の記事には、「何だか堂々として発言」(プレジデント2019118日)とあるのも頷ける。


「任命責任をとるとは、首相の座を降りるとか、一定期間謹慎してその間は副首相に代行させるとか、歳費を何ヶ月分返上するなど、具体的な態度で示すことですよ」と野党から首相に手取り足取りでガイドしなければ判って貰えないのではないか。


与党内でも、「首相の発言は軽過ぎる」との批判がある。例の「福島原発はアンダーコントロール」と世界に向けて発信して、国際的にも首相発言は不信感を持たれている。安倍首相には「その場限り」の発言が多く、「任命責任は私に」もその一つに過ぎないようである。








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