人の前で足や腕を組む習慣


足を組む.jpg

上掲の写真は、米国政府のある高官の執務室の光景である。取り立てて奇異な風景ではないが、目に付くのは上司である高官の前に座って話を聞いている担当官が、男女を問わず例外なく足を組んでいることである。政府高官とのミーティングと言えば堅苦しい雰囲気を想像する日本人から見れば、如何にもくだけた印象を受ける。


昔、米国映画で上司に呼ばれてメモ用紙片手に部屋に入って来た女性秘書が、上司から何か指示を受け始めると、何も言わずにいきなり上司が座っている机の上に尻を載せて座り込み、長い脚を組んでメモを取り始めたシーンには吃驚した。尚も驚いたのは、この行儀の悪い女性秘書を上司が当たり前のように見上げて指示を与えている場面である。行儀が悪いと感じたのは、映画を見ている我々日本人の観客の印象で、米国では普通のことらしい。


上掲の写真で担当官の脚の組み方を見ていると、膝を組み合わせるオーソドックスなスタイルから、一方の踵を他方の膝の上に乗せる方法もある。男性だけの座り方らしい。


オバマ大統領が執務室で、椅子の背もたれに深く座り、靴を履いたままの脚で机の上に両足を組んで乗せている写真が時々テレビ画面や写真で紹介された。中国のネット上で「米国の最高指導者による無作法な姿」と鬼の首を捕ったような意見が飛び交ったが、米国では全く無反応だったという。夫々の国の生活習慣の違いである。


日本の閣議の光景で足を組んでいる閣僚を見ることはない。尤も総理が正面のソファーに座る閣議の光景は見慣れているが、これは報道陣用の閣議前の顔合わせらしく、実際の閣議は別室の椅子・机の部屋で行われ、その光景は公開されないと聞いた。それでも閣僚が足を組んで座ることはないと思う。


我々日本人で気を付けるべきは、最近腕を組んでカメラに向かう人が多いことである。手持無沙汰に両腕をブラブラさせるよりは、腕を組むと気持ちが落ち着く効果があるが、これは外国人にも「敵意を示す」ものとして厳禁されている。日本人には身に付いた生活習慣だが気を付けたい行為である。







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