余り騒ぐ必要のない「ハイオク混合出荷」問題



今朝の毎日新聞朝刊のトップ記事に、「『独自』のハイオクガソリン、実は『混合』」の大きな見出しが目を引いた。石油元売り5社がオリジナルブランドで販売し、業界団体も「各社が独自技術で開発した」と説明していたハイオクガソリンが、スタンドに出荷する前段階で実は他社製と混合されていた。20年前から行われていたと報じた。


一見、スクープ風の報道だが、良く読むと取り立てて騒ぎ立てる程の内容でもなさそうであある。ENEOSが「当社が開発した環境ハイオク」、シェル石油が「独自のクリーン&プロテクトテクノロジーを採用」と謳っているが、他社は品質の仕様を述べているだけで、いずれも「独自のハイオク」と直接的に謳ってはいない。


記事には「混合」の表現があり、一瞬ハイオクとレギュラーの混合と思わせるがそうではなく、物流費削減のため貯蔵タンクを各社で共同利用するようになったためである。非難すべきは、如何にも独自製を匂わせるキャッチフレーズであり、貯蔵タンクの共同利用を20年も公表してこなかったことで、実態はハイオクとは各社同じ製品だったのである。


ガソリン価格は、スタンドにより温度差があるが、ハイオクとレギュラーの価格差が1リットル当たり10円程度というのは変わらない。どの会社のハイオク価格は同じだったのである。


ハイオクを使っている自動車はスポーツカーや外国車、国産高級車などである。私がセルフスタンドで赤色のポンプを握って自車にレギュラーを入れている横に、わざとらしくBMWを乗り付けたサングラス姿のオネエチャンがエラソウな顔をしてハイオクの黄色いポンプをこれ見よがしに取り出すと癪だが仕方がない。リッター当たりの走行距離はこちらの方が長いのだぞと心の中で自慢する程度である。


いずれにせよ、「ハイオク混合」記事は、今更消費者に不利をもたらすものではない。問題にしてくれるなら、価格の半分を占めるガソリン税と、尚その上に消費税が課されている税制を声高に叫んで欲しい。



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