大統領に反する意見が出せる米国閣僚




米中西部ミネソタ州で起きた白人警官による黒人男性拘束死事件の抗議デモの対応を巡り、エスパー米国防長官は3日、連邦政府の軍の投入に反対する意向を示した。トランプ米大統領は1日の演説で、場合によっては州兵だけでなく「軍も動員する」と強硬な姿勢を示していた。米軍関係者の間ではトランプ氏の発言に批判が高まっており、エスパー氏は国防総省トップとしての姿勢が注目されていた。

 エスパー氏は国防総省で記者会見を開き「現役の部隊を治安維持の役割で投入するのは最後の手段であるべきだ」と述べた。現在の抗議デモについて「今はそういう状況にはない」と指摘し「『反乱法』を発動することは支持しない」と明言した。 (後略)

6月4日付け毎日新聞デジタルよりの引用である(こちら)。

米国民やトランプ大統領の強烈な人種差別主義については改めて取り上げたいテーマだが、ここで言いたいのは独善的・独裁的な色合いの強いトランプ大統領の政権内で、自分の意見を自由に開陳出来る閣僚がいることである。

トランプ大統領は、就任後3年足らずの間に28人もの高官を更迭している(2019年10月末現在)。個人的に気に入らない人物とか自分の意見に反する発言をする高官を即座にクビにしている。その中で臆せず自己主張する閣僚がいることに言い知れない羨ましさを感じる。自分のクビより自身の主義主張を優先しているのである。安倍首相の顔色を窺いながら、意に反した迎合発言を続ける我が国の閣僚とは雲泥の差である。

この記事には、トランプにクビを切られた元高官の意見も続けている。

『米軍の投入に懸念を示す関係者は多く、マティス前国防長官は3日、米誌アトランティックに声明を寄せ「我々の都市を戦場と見なすいかなる考えも拒否しなければならない」と強調。「トランプ氏は私の人生で米国民を一つにまとめようとしない初めての大統領だ。代わりに我々を分断している。我々はトランプ氏抜きで一つにまとまることができる」と批判した』。

エスパー氏もマティス氏も我が国で言えば河野防衛相に相当する。河野氏に米国の両氏のような発言が出来るか。日本人なら誰に聞いても答えは「ノー」であろう。開放的な米国資質のトランプと陰険な安倍のどちらが怖いかの違いである。




ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

ナイス

この記事へのコメント