今日読み始めた本―「戦争と平和」



今日読み始めた本:


『戦争と平和』 レフ・トルストイ 中村白葉 訳 

 河出書房 昭和30年11月発行


いつもこの梓川河童のページで取り上げて来た「今日読み終わった本」ではない。「読み始めた本」である。この世界の大作を読み始めた日を記録するための投稿である。


尤も、この齢になって初めて読む訳ではない。中学生の頃から京都の丸太町通りや京大の南門向かいの古本屋に足繁く通って河出書房の世界文学全集を片っ端から買って読んだ本の一つである。我が家の書棚にズラリと並んだ全集は壮観ですらあったが、転居を繰り返す内に大部分を処分し、一生の内にもう一度読むために敢えて残したのが本書と「ジャンクリストフ」の夫々上下巻だった。


本書を読んだのが中学三年生の時と記憶している。実に65年振りに箱入り菊版の分厚い本を取り出した。表紙を開くと「世界文全集」とか「中村白葉」などの旧活字が目に付く。やおら読み出すと、旧ロシア貴族の社交界での語らいから始まっている。胸を躍らせて読んだ若い頃が鮮やかに蘇って来るが、ストーリーは断片的にしか覚えていない。今回読み始めて当時受けた感動とは別の新しい発見が出て来る予兆が感じられる。


ストーリーそのものは間違いなく面白いものであるとの期待は、決して外れるものではないことは明らかである。それだけにズッシリと重い本書を手にするだけで、物理的な重さ以外の文学的な豊かさを覚える。


この長編を我が生涯の期間中に読み切れるかだが、予想される難事業はこの物語の長さではない。今まで名だたる長編小説は数々読んで、その長さ故に挫折したことがないのが自慢である。問題は物語の長さではなく、本書の菊版三段組みの活字の小ささである。こんな小さな字を当たり前のように抵抗なく読めた若い頃が羨ましい。


従って、本書に対する挑戦はその小さな字を如何に克服するかである。間違いなく読むスピードに影響し、勢い時間がかかる難事業となる。従って、本書と平行して他の本も読み進めることになる。結果としてこの「戦争と平和」上下2巻がいつ読み切れるかは判らない。





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