安倍擁護言論人の店仕舞い



今も現役のある自民党古参議員が「安倍政権は長く続いたが、足跡となる遺産は結局何もない。一番の功績は、国民に政治を諦めさせたことだ」と言うように、この政権も愈々終りに近づいた感がある。


あるウェブサイトに毎年「安倍政権御用ジャーナリスト大賞」が発表されるように、安倍ヨイショ言論人は多数存在する。今まで歯の浮くような論調で安倍首相を持ち上げて来たこれら評論家は、安倍首相退陣後はどうするか。


ジャーナリストと政治評論家とは必ずしも一致しないが、ジャーナリズムの原点は「権力を監視し、国民の番犬としてその圧力に屈することなく、国民の知る権利に応えること」と言われる。政治評論家にも半世紀前にはその姿勢が伺える言論人が輩出していたが、今では分断社会の中、右か左のどちらかに色分けされている。


ネトウヨが台頭し、ヘイト本が書店の店頭を賑わすなど、右傾化した意見は歓迎され書物も良く売れるらしい。テレビに出る評論家も保守系論者が盛んに登場し著書も多い。要するに儲かる商売なのである。この流れの中で儲けさせてくれた安倍首相が表舞台を去るとなると、これら言論人はどう対処するか。


安倍首相担ぎ上げの第一人者である百田尚樹氏が昨年突然引退表明したことがある。先を見越しての行動に違いない。成程、こんな身の処し方もあるのかと思った。流石に時期尚早と見てか直ぐに引退表明を撤回し、尚暫くの収入源を確保した。


私が毎日読ませて貰っているブロッガーの方が、「田崎スシローがモーニングショーから消えた」として、田崎史郎氏が自主的に番組出演を辞退したことを伝えている。私は、「ひるおび」を含め、同氏が出てくるとその知ったかぶりに気分が悪くなるので最近は見ていないが、自分の余りの安倍擁護発言に対する世論の反発にやっと気づいたらしい。これも安倍以後の身の処し方の一例だろう。


太平洋戦争勃発時は、当時の言論界は盛大に軍の肩を持って国民に戦意を高揚させる論陣を張った。それが終戦と共に、「当時、私は戦争に反対だった」と平気で言い放っている。双方の文献が残っているから言い訳の方法がない。最近、ある憲政史研究者の論文に「保守言論人は恥を売るのが商売」とする一文があった。現在、HanadaWillの常連、桜井よしこ、小川榮太郎、岩田明子氏など、安倍儲けをした人達がどう変身するか、後任首相人事以上に興味あるテーマである。



ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

ナイス

この記事へのコメント