米大陸諸国の独立記念日


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昨日74日は米合衆国の独立記念日。その他の中南米諸国は今日75日がベネズエラ、7月9日アルゼンチン、720日コロンビア、728日がペルーと今月は独立記念日が多い。8月にはエクワドルとウルグワイ、9月にコスタリカと集中している。先月6月にはメキシコだった。合衆国を除くその他各国は、それまで植民地として支配していたスペインを北部からボリバール、南からサン・マルチン将軍が次々と放逐し、各国を同じ年に解放し独立させたためである。


米合衆国は昨日サウスダコタ州のラシュモア山国立公園で、トランプ大統領を迎えて盛大な独立記念の祝典があった。ラシュモア山にはワシントンやリンカーンなど歴代4人の大統領の巨大な彫像が切り立った崖に刻まれていることで有名である。ヒッチコックの映画「北北西に進路を取れ」のラストシーンでスリリングな逆転劇でハッピ-エンドとなった場面は良く覚えている。


この彫像が見下ろす舞台でトランプ大統領が演説したが、この中で日頃非難を浴びている白人至上主義、人種差別をあからさまに述べた。黒人奴隷制度を続けた南部連合を称える銅像や記念碑を破壊する抗議運動を「無差別な暴徒」と呼び、「この国の歴史を消し去り、英雄達を侮辱し、米国の価値観を否定し、子供達を洗脳しようとする暴力的運動」と非難し「我々は決して屈しない」と強調した。

(この項、BBCニュースこちら英文)


私は少し前のこのブログで、「歴史を消し去る彫像破壊」には反対と述べたことがある。過去の行為が善悪は別にして先人が遺した歴史的遺物を現代の我々が消し去る権利はない。トランプ演説のこの部分だけを切り取れば同じ意見である。しかし、それが否定された事実を現代に適用しようとする姿勢、例えば人種差別による分断社会の推進には反対である。


ラシュモア山に刻まれている4人の大統領の中で、ジェファーソンとルーズベルトは多数の黒人奴隷を支配した人と言われる。しかも、ラシュモア山周辺は先住民スー族の聖地と聞く。その聖地の山に欧州から侵略して来た先祖を持つ白人大統領を掲げ、先住民を放逐して独立した記念祝典を臆面もなく行うというのは白人至上主義の最たるものである。



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