レジ袋の有料化



スーパーで買い物をした籠に、レジで支払いを済ませると店員が購入品を収納するに足るビニール袋を目測して一緒に放り込んでくれた。コンビニでは店員が買ったものをビニール袋に入れて渡してくれた。この袋は店の無償サービスだったが、これが去る71日より有料になった。


私の周囲で白いビニール袋を手にして歩く人を見始めたのは約50年前。私が東京に転勤した時である。コンビニが街角に登場し始めた頃で、レジ袋をぶら下げて街を歩く外人には何故かイラン人が多いと聞いた。事実その通りだったのである。今ほど規模は大きくはないが、スーパーマーケットも出始めていたが、中はまだ従来の公設市場風の対面販売が多く、野菜や魚などの食料品は店員が新聞紙で包んでくれ、客は自分のショッピングカートか買い物バッグに入れるのが普通の光景だった。


その後、レジ袋がその手軽さから急速に普及したが、これが河川や海を汚染させ国際的な環境問題を引き起こした。大型スーパーは早くから有料化に踏み切った店が続出したが、最後まで頑強に抵抗したのはコンビニだった。理由は万引き防止策だったが、環境汚染の高まりにより遂に有料化に同意した。


私は毎朝のウォーキング途上に自治会のゴミ集積場があるので、毎日異なる分別ゴミを持って行く。プラゴミは週2回に市の回収車が収集に来るが、早く行かないと集積場に入り切れない程の量が集まる。市指定のゴミ袋は透明なので収納されたプラスチックゴミが透けて見える。殆どが食品トレイや菓子箱の中箱、菓子袋などサイズが大きいもので、その中にレジ袋が丸めて入っているのを見ることは殆どない。それ程レジ袋の量は少ないのである。


市の広報誌によると、レジ袋のプラゴミ全体に占める量は10%以下の1桁台、その他のプラゴミの減量化を強力に進めるよう要請している。しかも、再資源として利用するため分別しているが、大部分は焼却しているとの報告もある。


こんな状況下でレジ袋だけ有料化を進めても、河川や海をキレイに出来るほどのプラゴミの減量は見込めない。プラスチックゴミ全体の排出減に知恵を出すべきである。