新聞休刊日のウェブニュース



新聞の休刊日は毎月ある。その都度、一面に社告の形で予告されるので、「あれっ、この間休刊日があったのにまた?」と思わせることもある。昭和年代では少ない時で年2回、多い時でも6回程度だったと記憶しているので、今は異常に増えているような感触がある。


休刊日の目的は、毎日配達してくれる販売店に休息日を設けることと、連日フル稼働している新聞社の輪転機の定期点検とメンテにあるとされているが、これは口実だろう。販売店員の休息日が月一回だけでは、たとえ一日の勤務時間が短いとしても連続勤務は労働基準法に抵触するし、輪転機もまさかの場合に備えてバックアップ機が準備されている筈で、メンテの場合は別の機械を使えば良い。


休刊日の社告には「休刊日でも最新ニュースはインターネットで通常通りお伝えします」とあるので、月に一回位なら新聞が無かっても構わないという気になる。ところが、そのウェブニュースも最近は決して「最新ニュース」ではないようである。


確かに、ウェブニュースのページはいつも開いている。紙の新聞のように手許に来ない日というのはない。新聞休刊日であった昨8月17日の毎日新聞デジタル夕刊版を開くと、「17日の朝刊は休みます」との社告が出ている。この社告は16日の紙の朝刊で既に通知済である。他にも「4閣僚の靖国参拝、第二次安倍内閣で最多」とか、「阪神2-2広島、コイ最下位転落」、「中日4-1巨人、中日・大野雄 また完投」などの記事が並ぶ。いずれも既に前日に紙の新聞で読んだ記事である。ウェブニュースには「最新ニュース」はどこにも出ていない。


新聞休刊日でも、ウェブニュースのページは開いている。但し、中味は前日のニュースのままである。つまり、「箱は作ったが中味が伴わない」のが現実である。そりゃそうだろう、一部の取材記者は働いて記事を作っても編集委員やデスクが休みなら記事は出来ない。


海外紙のウェブニュースを毎日見ているが、ウォールストリート・ジャーナルなど一部の経済紙を除いては二日続けて同じ記事がアップされることはなく、毎日が新鮮である。ということは休刊日がないという証明かも知れない。






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