統一性のない健康測定器具



計量法というものがある。長さや重さなど物を測る時に使う各種計量器の正確さを確保し国際的に計量基準を統一するための法律で、計量器の製造販売にあたっては計量検定所の検定を受けねばならない。従って、検定済みのシールのある物差しやハカリはどの国に持って行っても信用される。しかし、検定を受けなくても良い計量器もあり、メーカにより測定結果が異なるものがある。血圧計、体温計、歩数計などがそれである。


「下がるまで何度も測る血圧計」という川柳がある通り、家庭で測る電子式自動血圧計は測る度に数値が違う。予想より血圧が高い結果が出たので、何度も測って一番低い数値が出た時に血圧手帳に記録して安心する人もいる。


電子血圧計は診療所で使われている聴診法による手動加圧式血圧計より10mmHg以上高く出るのが90%以上あるとの調査結果がある。その内の20~30%は20mmHgも高く出た報告もある。聴診法では年寄りの医者は耳が遠くなっているので、若い医者より正確度が落ちるとのデータもある(日本医事新報社)。


今、コロナ騒動で体温測定が俄かに脚光を浴びている。どんな集会に参加する時でも入り口で体温を測定される。グラウンドゴルフの競技に参加する時は受付で口頭申告するか、測定して来なかった場合は赤外線式体温計をオデコに当てられる。


私が家庭で毎朝使用している体温計は、腋の下に挟むデジタル式の従来型で測定を始めてから7~8分でチリチリと測定終了の音が出る。早い時は4分程で鳴るので統一性がない。この音が小さ過ぎて良く聞き漏らすので測定後10分経って結果を見ることにしている。その時に初めて鳴り出す時もある。


ある時、4分経って鳴り出したので体温を見ると36.0度とあった。念の為終了音を聞き漏らした積りでいつもの10分後に確認すると36.4度であった。これ位の違いは誤差範囲と思われるかも知れないが、コロナ判定基準を37.0度としている所もあるので、平熱の高い人にはこの差は大きい。


大袈裟に言えば生死に関わる問題でも、体温計や血圧計に検定義務はないようである。



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