鳥の世界もパンデミック




人間社会を騒がせている新型コロナウィルスと同様、今年は後半に入って鳥の世界も鳥インフルエンザが急速に蔓延の傾向がある。11月5日に香川県で初めて確認されて以降、12月14日現在全国10県で連鎖的に発生しており、特に西日本に集中している。その中に我が滋賀県も入っており、自分の名前が日本語で話せるインコ2羽を飼っている我が家では神経を尖らせている。


鳥インフルは、シベリアから朝鮮半島を経由してやって来る渡り鳥が高原性ウィルスを保持しており、野鳥やネズミ・イタチなど小動物に感染させて媒介しているとされている。滋賀県は琵琶湖に渡り鳥が多く飛来し、感染させる危険性が高い。我が家の裏庭には良く野鳥が飛んできて、その中に渡り鳥も確認したことがあるので、我が家のペットに感染させる可能性があり、鳥籠を外に出さないよう気を配っている。


新聞報道では、今年は過去最大の10県で336万羽の鶏が殺処分されたという。その中で鳥インフルに感染した鶏はほんの数羽で、他は同居していた健康な鶏と言われる。殺処分の方法は古くは焼却方法だったが、今では炭酸ガスをポリバケツに充満してその中に鶏を入れたり、鶏舎全体に二酸化炭素を満たして安楽死させる方法がとられているらしい。まるでアウシュヴィッツを連想させるが、焼却処分に比べて安楽死であり、飼い主の精神的悲哀を和らげ、動物愛護協会も反対をしていないという。しかし、報道では殺処分と一言で済ませているが、その方法があまり公表されていないのは、一般庶民感情を考慮してのことに違いない


しかし、殺処分される336万羽の大部分が感染を懸念される健康な鶏と聞くと、如何にも勿体ない気持ちになる。そのために鶏卵市場や鶏肉市場が被る影響は甚大である。特に鶏肉は食肉市場で日本人の消費が最大であった豚肉を凌駕したと言われる。日本人一人当たりが食べる量は、牛肉6kg、豚肉12kgに対し、鶏肉13kg(2019年)というデータもある。


そう言えば、日本人に人気のグルメのトップは鶏の唐揚げが占めており、その他に焼き鳥は専門店やチェーン店がある程の人気、他に名古屋の手羽先、親子丼、チキンライス、棒棒鶏、鶏の水炊き等々、多岐に亘る人気メニューがある。日本では余り馴染みがないが、私が南米駐在時代に好みであった若鶏の丸焼きがある。取引先の知人と3人グループで一匹注文すると、オーブンから取り出した熱々の丸焼きを現地の知人がナイフとフォークで器用に切り分け、この部位な何々とスペイン語で教えてくれながら齧り付いて平らげた美味しさは忘れられない。


殺処分された健康な鶏の数で、これらの料理は膨大な食材が無為になっている。鳥インフルに感染した鶏と健康な鶏を峻別して美味な食材を確保する方法がないものか、勿体ない話とつくづく思う。









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