米紙報道の「トランプ」ネタ合戦の幕切れ?



トランプ大統領就任直後から、米国メディアは批判姿勢が濃厚だった。返す刀で大統領は、メディアを「フェイク」の情報源として対立姿勢を際立たせた。「フェイク(嘘ッパチ)」とは英語ではガラの悪い口語表現とされているらしいが、今では一国のリーダーが使った表現として一流言論紙や公共テレビニュースでも使われている。発端はトランプ大統領が就任式に集まった民衆の数を「オバマ大統領の時より遥かに多かった」と自慢したのに対し、多くのメディアが双方の写真を並べ、トランプ氏の方が明らかに閑散としていると証明したことから始まっている。何かに付けて自分を誇張するトランプ氏の性格がこの時点から明らかになっている。


以降、多くのメディアはトランプ氏の根拠のない発言が続くため「Fact check(事実確認)」なる特集を開始し、この作業を専門にする民間組織も生まれた。トランプ氏の根拠のない、証拠のない言動は大統領選敗北後に一層加速された。選挙結果を最終確認する上院・下院で審議中にトランプ支援者集会参加者に議事堂入りして審議の邪魔をする唆し演説を行い米議会史上最悪の大混乱を招いた時に、各メディアのトランプ批判報道は頂点に達した。


毎日メールで入るNYタイムズとワシントンポストだけでも、ズラリと並ぶ見出しのトップ記事はトランプ批判で埋め尽くされ、例えば1月8日付けワシントンポスト夕刊の上位9件、同日のNYタイムズ朝刊の上位10件を占めている。その日の社説、評論、解説コラムにトランプ記事が国際ニュース、経済、スポーツ、芸術記事の後にもふんだんに続いていて、米国でそれ以上に深刻になっている新型コロナ感染者、死者の記事は影が薄くなっている。世界で群を抜く米国のコロナ犠牲者の増大はトランプ氏の消極的政策の結果であることは明らかであるが、メディアがトランプ言動を追うばかりでコロナを軽視したのも大きいと思う。


トランプ満載の記事を全て読むことは不可能であるが、その中で「トランプ支持報道社の責任」と題したワシントンポストの記事が異色で目を引き読まされた。この内容については、別途機会を見てこのブログに取り上げたい。




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