経験者に聞いた胃手術後の兆候



昨年出した年賀状に、ごく親しい友人・知人だけに手書きで昨秋に胃の摘出手術を受けたことを書き込んだ。川柳に「年賀状手書き部分だけを読み」とあるように、読んでくれた相手より相次いで4人より見舞いの電話を受けた。


最近の年賀状はパソコンで自作するのが多いが、挨拶文にいくら頭を捻って考えても印刷されたものは余り読まれない。そのために多くは手書きで追記出来るスペースを用意してある。


電話をくれた4人の内2人は胃の摘出手術を受けた経験者だった。内一人は全摘、一人は私と同様胃の1/3を残している。術後16年と17年を経過しいずれも幸いにもガン細胞の転移は見られなかったと言う。いずれにせよ、60才代の若い時の手術で私より随分条件は違うが、術後の症状や食事の影響の話は参考になった。


全摘の友人は、食事をいくら良くかみ砕いても直接腸に送られる時に発生するダンピング症候群に襲われ、食後に冷や汗や動悸、目まいを感じ、救急車で三度運ばれたことがあると言う。私も退院時に栄養士からダンピング症候群の話を聞き、これを予防するために三度の食事の中間の午前10時、午後3時、午後8時にビスケットやカステラ、バナナなどのおやつを欠かさないよう注意を受けている。この友人も間食のバナナを欠かさなかったが防げなかったと言う。


また、後期ダンピング症候群と言われる血糖値が下がり過ぎて寒気や震えが起こり、これを補うためにいつもブドウ糖を携行し、これらが起こって来るとすぐに2~3粒飲んでいる、16年経っても未だに常に携行していると言う。


もう一人の私と同じ準全摘経験者は、医師が術後の食事として勧めたメニューの中で“うどん”がどう柔らかく湯掻いても受付けず戻してしまい好物だけに困ったと言う。これもダンピング症候群の兆候らしい。


二人とも、術後の症状は人により差があるとの意見だが、高齢になってから手術した私には幸いにしてかかる影響を感じない。ただ、二人にはなかった数々の後遺症が続発して回復が遅れている。


いずれいせよ、今日の友人の助言は大変参考になった。


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