身近でも目が届いていなかった別世界(その2)



先月初めのこのブログページで、「身近でも目が届いていなかった別世界」と題して「紙おむつ」の経験を書いた。改めてそのページを読み直してみると「紙おむつ」なる言葉を連発している。しかし、正確な表現ではないらしいことが判った。


「紙おむつ」とは赤ちゃんが使うもので、大の大人が使用するのと同じ扱いにするのは大人の沽券に関わるとヘンな理屈があるらしい。正しくは「紙パンツ」又は「やわらかパンツ」が正しいらしい。ドラグストアの商品棚や商品にそう記載されている。テレビのCMでもそうなっている。


私は長期入院時に尿道に管を差し込まれていた後遺症で、以降は軽い尿漏れに悩まされていて、その時に看護師が奨めたブランドを未だに使用している。ドラグストアでは20セット前後の大きな袋に入れて販売しているので、手持ちの買い物袋には入らない。購入済のテープを貼って貰ってぶら下げて帰ることになるが、いくら何でも格好が悪い。店は自宅から徒歩5分の近くにあるが、車に積んで人に見えないように持ち帰っている。


ところが店内では恥ずかしいと感じたことはない。同年配と見られる男女が同じように大きな袋をぶら下げてレジに向かう人が沢山いる。私の向かいに住む婦人が、主人用か自分用か知らないが、同じデザインの「紙パンツ」の大きな袋を車から降ろすのを見たことがある。今や「紙パンツ」は立派な市民権を得ているのである。


看護師の奨めで私が使っているのは、白十字ブランドの「やわ楽パンツ」と呼ばれるもので、パンツの前と後を識別するために、お尻側に「うしろ」と縦書きで表示した郵便切手サイズのラベルが貼ってある。ところが表示が横向けに貼ってあるものがあり、足を入れる穴に腰を入れたのでパンツを破いてしまったことがある。察するに商品は中国製で、ひらがなが読めない従業員がヤミクモに貼り付けた結果に違いない。その時買った18枚セットの商品は全て横向けになっていたが、以後は横向き表示のまま着用するようになった。


慣れて見れば「紙パンツ」も結構快適だが、早く普通の布製製品に戻りたいと思っている。