燎原の火かカリフォルニアの山火事



まさに「燎原の火」或いは「カリフォルニアかオーストラリアの山火事」である。燃え広がるばかりで消える兆候がない。森五輪組織委員会会長の発言とその動きのことである。その背景については数日前のこの梓川河童のページで取り上げ、時代にそぐわない人事として原因はご本人にあるのではなく日本の社会情勢にあるとした。


学齢に達した時、学校で新聞紙のような教科書を配布され、各自が「肥後守」か母親の裁ち鋏で本のサイズに切り揃え、糊の代用の大麦の米粒で貼り付けて製本した教材から教え込まれた家父長制度、社会の風習、差別意識などが身に染みた世代と、戦争を知らない上辺は万事平等の現代世代との断層が生んだ社会問題なのである。


旧世代は、良く言えばブレない志操堅固な性格、悪く言えば時代の流れに同化出来ない人種である。この世代が現代社会に投じた一石である。NYタイムズが「時代遅れの発言」と一言で片付けたことで見事に表現している。


ご本人が「女性蔑視」の意図がないと思っていた発言から、関係閣僚や組織委員会、アスリートからも「不適切だった」との発言が相次ぎ、ひいては聖火ランナーやボランティアの辞退、抗議行動デモなどの実力行使が広がっている。しかし、ではどうせよと要求しているのか、「組織委員会の会長を辞めろ」と言っているのか、中には「会長を辞める必要はない」と慰留も出ており、騒動の焦点が判らなくなって来ている。


組織委員会の会長がオリンピック開催にどんな役割があり、どんな影響力があるかも判り難い。過去に何度も開催された各国の五輪大会で組織委員会会長が表舞台に出て来たことは殆どない。会長の資質、発言が五輪開催に影響があるとは不見識ながら知らなかった。


先のブログでも触れたように、化石人間が時代感覚の異なる社会の中で地位を占めるというのが間違いである。五輪開催とは何の関係もない、森氏と同世代の二階自民党幹事長がいらぬ発言をして二度に亘って五輪相から「不適切発言」と言われたように、旧世代は身を退くにしくはない。






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