自分と他人は別扱い



コロナ感染拡大に伴う緊急事態宣言下に夜遅くまで銀座のクラブ巡りをしていた自公の議員が責任を取り、公明議員は議員辞職、自民議員三名は離党した。公明議員が辞職したのに、自民議員は辞職せず地位に固執する姿勢を批判する声は起っていない。自民党はそんな党だとの意識が国民にもマスコミにも定着しているようである。


今回辞職、離党した四人は、いずれも自主的に認めたのではない。週刊誌のスクープ網に引っ掛かって、言い訳の出来ない現場写真など証拠を突き付けられた結果である。同様の行動で身に覚えのある議員は週刊誌に見付かっていないだけである。おまけに、この中の一人は「自分の単独行動だった」と同党の後輩をかばう虚偽の発言すらしていた。元々自民党は安倍元総裁など根拠のないウソが平気で通用する組織である。


この四人は、最終的には党幹部に説き伏せられて身を処したが、その幹部の中に夜の会食自粛要請の中をステーキ会食で悪評を浴びた二階自民党幹事長がいる。自分の行動を棚上げして同じような行動をした自党議員を平気で叱責している二階氏の顔を見たいものである。


今回、緊急事態の延長が発表された。その文言の中で「飲食店などへの営業時間短縮要請や一般向けの外出自粛要請などの対策を継続する」とある。簡単に読み流してしまいそうな表現であるが、この中の「一般向けの自粛要請」の言葉が気になる。「一般向け」の中には、議員は入っていないと勘繰りたくなる。何しろ議員とは特権階級で何でもありの人種らしい。


勘ぐりと言えば、今回の深夜の銀座クラブ巡り事件報道で議員達が密かに訪れたクラブの名前が一向に報道されていないことである。深夜の営業自粛を要請されながら、営業を続けて議員を受け入れる店の名が報道されないのは何故か。ここにメディアに対する何らかの報道規制が行われている気がする。公表すれば他の議員の名がゾロゾロ出て来る可能性を予防しているのかも知れない。


いずれにせよ、今回の議員処分のウラにはまだまだ知られていない議員達の行動がありそうである。