膝の破れたジーンズは風紀に悪い


破れジーンズ.jpg

川柳に「ジーパンの破れ繕い台無しに」とか「ジーンズの膝に接ぎ当て叱られる」というのがあった。終戦前後、母親に服やズボンの破れに接ぎを当てて貰って育った世代にとって、ジーパンが登場した時に破れた部分を剥き出しにして街を歩く若者が異様に映ったと聞いたことがある。流行の先端を行く衣服を販売するファッション店では、膝が破れたままのジーパンを新品として陳列されているのにも驚嘆した。


今では見慣れたファッションになっているが世界は広い。インド北部のウタラク州で新たに就任した大臣が、「女性が膝の破れたジーンズを着用してナマ脚を見せ街中を歩くのは不道徳な行為で風紀を乱し子供、特に女の子の教育にも悪い。我が国古来のサリーなど脚を覆う衣装を着用すべきだ」と非難してSNS上で炎上している。


州議会の野党は「新大臣はインド全土の女性に対し、発言の訂正と謝罪の意を表明するか、即刻辞職すべきだ」と要求している。世論は、新大臣は女性を上からの視線で蔑視するものであり、インドで社会問題になっているレイプの増加はジーンズの破れから裸の脚を見せるからでなく、新大臣のような男が女性蔑視の古い慣習を広め、男女平等の遵守義務を果たそうとしないからなど、どこかの国と良く似た論議が巻き起こっている。新大臣は、その後女性を貶める意図は全くなかったと発言を訂正し陳謝した。


出典:BBCニュース(こちら英文)


女性が日頃見せることのない肌をチラチラ見せるのは何もジーパンに始まったことではない。歴史的には、支那服と言われた長い衣服の太腿の部分に切れ目を入れた衣装が女性の美を表すものとして定着していた時代があった。日頃隠されている部分をワザワザ見せるデザインは見る人によって受け取り方が違う。インドのサリーですら、すっぽり身を覆っている筈だが、実は腹のヘソ付近が剥き出しになることがある。私はエア・インディアに搭乗し、通路側座席に座っているとインド美人のスチュワーデスが窓際の客に食事を差し出す時に肌目細かい肌の腹部を目前に近づけたのでドキッとしたことがある。


ファッションにより、着る人とそれを見て感じる人の違いは生活習慣の違いから来る。製品研修のため来日したアラブの若い男性実習生がホテルの自室でテレビを見ていて、ワコールのCMが出て鼻血を出したと聞いたことを覚えている。






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この記事へのコメント

2021年03月25日 20:41
今のワコールのCM、見ましたか?
私が中学生の頃のイレブンPMより露出しています。
深夜番組でしか見ないものを、今の中学生はどんな顔して見ているのか?
気になりました。