我が家の庭の草花


ドクダミ (2).JPG

上掲の写真は、毎年今頃の季節に顔を出すドクダミの花である。一日に2時間位しか日が当たらないお隣さんとの境の植え込みに咲いている。花が咲かなくなると雑草と一緒に根ごと引き抜いてしまうが、何も世話をしないのに毎年生えて来る。開花と符号したように、毎日新聞朝刊の「余禄」に参考になる寄稿が出たので借用する。


『家の近くの散歩で道ばたの植え込みの下を見ると、白い十字のかれんな花がいくつも陽光に輝いていた。梅雨時のやぶの薄暗い陰から顔をのぞかせるドクダミの花だが、コロナ下の巣ごもりで明るい表情も知った

▲ドクダミといえばその名の響きと、あの生臭い独特のにおいからあまりいい印象を持たぬ方も多いだろう。「イヌノヘドグサ」などというひどい名もある。中国や欧州でも、そのにおいを魚の生臭さにたとえた名前がつけられている

▲人に嫌われる今一つの原因は、繁殖力の強さである。地下茎をはりめぐらし、引っこ抜いても後から後から生えてくる。地下茎が縦横に入り組んだありさまからだろう、「ジゴクソバ」という異名もある。さんざんな言われようである

▲だが一見毒々しい名前も、実は「毒止め」「毒矯(た)め」――病を除くという意味らしい。例の臭気を放つ物質にも殺菌作用があり、利尿や整腸など多くの薬効をもつ生薬として昔から利用されてきた。「十薬」とも呼ばれるわけである

▲薬効ばかりではない。花の十字の花弁に見える部分は葉の変形した苞(ほう)だが、それが八重となった「八重咲き」の園芸品種もある。赤白黄などの斑(ふ)入りの葉が美しい五色ドクダミは欧州で人気となり、カメレオンという名前で呼ばれた

▲人間も雑草もちょっと見や評判で判断してはならない。「嫌われもの」の秘めた実力、隠れた徳を、ゆめゆめ見誤らないようにしたいコロナ以後の世である。<十薬の聖十字満つわが歩々に/山口青邨(やまぐち・せいそん)>』


改めて我が家のドクダミを例年とは違う目で眺めている。




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