米国でのアジア系市民へのヘイトクライム



米国で最近顕在化したアジア系米国人、旅行者に対するヘイトクライム(憎悪犯罪)が拡がっている。その原因について、私と全く同じ考えや意見を持っていた人がいることを本日5月31日毎日新聞夕刊の総合面で見つけた。題して、『トランプ氏が扇動「コロナ黄禍論」』で、同志社大学の和泉教授の話である。


発端は米国トランプ前大統領が、新型コロナウイルスを「中国ウイルス」「武漢ウイルス」と発言したことに起因している。同氏は元々新型コロナ蔓延に対しても、マスク不要論や集会禁止など蔓延防止政策をとるのに積極的でなく、自身が早々と感染してしまった実績がある。同氏はこれをウイルスが中国で発生したことを強調することで中国に責任を転嫁し、米国で感染拡大防止策を取っていないと政権批判をかわそうとしたのである。その背景にはトランプ氏自身の白人至上主義、有色人種憎悪の姿勢がある。白人警官による黒人に対する殺人で起ったBLM運動に対する取締り姿勢でも明白である。その結果、米国民のなかで特にアジア系への暴力が頻発していったのである。


この記事の中には、歴史的に中国からの移民労働者(苦力、クーリー)の入国を禁止する施策が取られた経緯、チャイナタウンと呼ばれる地域に追いやった過去にも言及している。これが黄禍としてアジア系に対する米国の市民感情が根付いたと説いている。しかし、この記事にはアジア人、アジア系国民が犯した歴史には触れていない。その一つは、日本軍による予告なしの真珠湾攻撃がある。今や外交的には同盟国としての関係にあるが、「真珠湾を忘れるな」の考えは米国民の心の中で息づいている。


また、10年以上にもなるがバージニア工科大学で銃乱射事件があり33名もの多数の学生や教員が犠牲になった犯人は在米韓国人であった。この事件は毎日米国で起きている銃乱射事件の中でも史上3番目、学校での事件としては今でも最大である。


アジア系への憎悪感情には米国人だけでなく、アジア人にも原因があったことを避けて話すことは片手落ちである。




我が家の庭の草花


ドクダミ (2).JPG

上掲の写真は、毎年今頃の季節に顔を出すドクダミの花である。一日に2時間位しか日が当たらないお隣さんとの境の植え込みに咲いている。花が咲かなくなると雑草と一緒に根ごと引き抜いてしまうが、何も世話をしないのに毎年生えて来る。開花と符号したように、毎日新聞朝刊の「余禄」に参考になる寄稿が出たので借用する。


『家の近くの散歩で道ばたの植え込みの下を見ると、白い十字のかれんな花がいくつも陽光に輝いていた。梅雨時のやぶの薄暗い陰から顔をのぞかせるドクダミの花だが、コロナ下の巣ごもりで明るい表情も知った

▲ドクダミといえばその名の響きと、あの生臭い独特のにおいからあまりいい印象を持たぬ方も多いだろう。「イヌノヘドグサ」などというひどい名もある。中国や欧州でも、そのにおいを魚の生臭さにたとえた名前がつけられている

▲人に嫌われる今一つの原因は、繁殖力の強さである。地下茎をはりめぐらし、引っこ抜いても後から後から生えてくる。地下茎が縦横に入り組んだありさまからだろう、「ジゴクソバ」という異名もある。さんざんな言われようである

▲だが一見毒々しい名前も、実は「毒止め」「毒矯(た)め」――病を除くという意味らしい。例の臭気を放つ物質にも殺菌作用があり、利尿や整腸など多くの薬効をもつ生薬として昔から利用されてきた。「十薬」とも呼ばれるわけである

▲薬効ばかりではない。花の十字の花弁に見える部分は葉の変形した苞(ほう)だが、それが八重となった「八重咲き」の園芸品種もある。赤白黄などの斑(ふ)入りの葉が美しい五色ドクダミは欧州で人気となり、カメレオンという名前で呼ばれた

▲人間も雑草もちょっと見や評判で判断してはならない。「嫌われもの」の秘めた実力、隠れた徳を、ゆめゆめ見誤らないようにしたいコロナ以後の世である。<十薬の聖十字満つわが歩々に/山口青邨(やまぐち・せいそん)>』


改めて我が家のドクダミを例年とは違う目で眺めている。




都立高校入試で男女差別



呆れた。数年前に東京医大の入試で合格者の男女差別をしていて大きな社会問題になったことがあるが、これを知りながら東京都立高校の入試でも、女子の合格ラインが男子を大きく上回る状態が続いていることが毎日新聞が入手した都教育委員会の内部資料から判明した。つまり、女子の方が男子の最低合格点より100点以上良かっても不合格だったのである。


都教育委員会でも、「(男女の合格ラインに)非常に大きな差が見られる。これで裁判になると耐えられない」と自覚している。「男子なら合格できたのに、女子だから合格できないというのは不公平感がある」との自意識もある。


問題点を認識していながら是正には現場の校長が見直しに慎重な姿勢を示していることが背景にあるらしい。理由は男女別定員を廃止すると女子が増えた結果男女比の偏りが出て、教育活動や学校行事、施設へ影響が出るのではないかという懸念である。「トイレや着替え場所の確保」「学校行事の見直し」などが挙げられていた。生徒の将来を左右する重要問題に次元の低い理由である。


もう一つの理由には、東京では男女別学だった戦前から、私学が女子教育を支えてきた歴史があり、今も多くの女子校が残っている。21年の高校入試で生徒募集のあった私立高183校のうち46校(25%)が女子校だ。従って「一番の問題は男子の進路保障だ。私学に女子校が多い現状のまま、現在の定員の垣根を無くすると、都立高を不合格になった男子が行き場を失いかねない」との意見である。「女子ばかりのクラスになると、肩身が狭くなるかもしれない」と心配する男子もいるらしい。情けない。学力において今や男が女より劣っていると認めている。


元々女子に対する教育が不十分だったので明治4年に京都で女紅場(にょこうじょう)と呼ばれる女性専門の学校(後の府立第一女子高校、現在の鴨沂高校)を作ったのが走りと言われる。同志社女子大もここから分離している。現在も女子高が残っているのは男子優先の教育を解消するためであった。


元々、日本の教育は男子優先だった。男子はこの風習の上にあぐらをかいていたらしい。政界や社会で威張っているが、学力の面では女子の後塵を拝していたようである。


出典:毎日新聞デジタル(こちら













呆れた。数年前に東京医大の入試で合格者の男女差別をしていて大きな社会問題になったことがあるが、これを知りながら東京都立高校の入試でも、女子の合格ラインが男子を大きく上回る状態が続いていることが毎日新聞が入手した都教育委員会の内部資料から判明した。つまり、女子が男子の最低合格点より100点以上良かっても不合格だったのである。


都教育委員会でも、「(男女の合格ラインに)非常に大きな差が見られる。これで裁判になると耐えられない」と自覚している。「男子なら合格できたのに、女子だから合格できないというのは不公平感がある」との自意識もある。


問題点を認識していながら是正には現場の校長が見直しに慎重な姿勢を示していることが背景にあるらしい。理由は男女別定員を廃止すると女子が増えた結果男女比の偏りが出て、教育活動や学校行事、施設へ影響が出るのではないかという懸念である。「トイレや着替え場所の確保」「学校行事の見直し」などが挙げられていた。生徒の将来を左右する重要問題に次元の低い理由である。


もう一つの理由には、東京では男女別学だった戦前から、私学が女子教育を支えてきた歴史があり、今も多くの女子校が残っている。21年の高校入試で生徒募集のあった私立高183校のうち46校(25%)が女子校だ。従って「一番の問題は男子の進路保障だ。私学に女子校が多い現状のまま、現在の定員の垣根を無くすると、都立高を不合格になった男子が行き場を失いかねない」との意見である。「女子ばかりのクラスになると、肩身が狭くなるかもしれない」と心配する男子もいるらしい。情けない。学力において今や男が女より劣っていると認めている。


元々女子に対する教育が不十分だったので明治4年に京都で女紅場(にょこうじょう)と呼ばれる女性専門の学校(後の府立第一女子高校、現在の鴨沂高校)を作ったのが走りと言われる。同志社女子高もここから分離している。現在も女子高が残っているのは男子優先の教育を解消するためであった。


元々、日本の教育は男子優先だった。男子はこの風習の上にあぐらをかいていたらしい。政界や社会で威張っているが、学力の面では女子の後塵を拝していたようである。


出典:毎日新聞デジタル(こちら












犠牲者はアスリートだけでない



今朝の毎日新聞に「東京五輪開催の可否」のテーマで、東京オリンピック委員会(JOC)山下泰裕会長と東京都医師会尾崎治夫会長との相反する意見が併記されている。


JOC山下会長はご自身の選手時代の経験を踏まえて、「安心安全を担保できるなら観客を入れて開催したいという思いがあり、ぎりぎりまで見極めさせてほしい。大半の選手にとって、五輪は4年に1回ではなく、一生に一度出場できるかどうかの大会だ。観客がいるのと、いないのとでは選手も違う。実際に競技場で観戦すると、人生が変わったり、叱咤(しった)激励されたりと、学ぶことは多い」と開催を前提として最終段階まで結論を急がないよう希望されている。


一方の尾崎会長は、『新型コロナウイルスに関わる医療現場は「ゴール」が見えない状況が長く続き疲弊している。第3波時のような医療の逼迫(ひっぱく)状態を防ぐため、東京都医師会としても病床拡充など体制整備を進めてきたが、このような感染状況の中、あと2カ月で東京オリンピックを開催するというのは常識的に考えて信じられない思いだ。五輪・パラリンピックを乗り切るには少なくともステージ2(感染漸増)以下、東京都の新規感染者数が7日間平均100人以下という数字を基準にすべきだと考える』と限りなく中止論だがここでも6月ギリギリまでと譲歩している。


私はお二人の意見を聞くまでもなく五輪中止派である。都医師会長も都や大阪の医療事情から直ぐにでも五輪中止発表し現下のコロナ禍に注力すべきとの考えが明らかであるが、6月ギリギリまでと言うのは政府や都政に配慮した最大限の譲歩に違いない。


山下JOC会長の「大半の選手にとって、五輪は4年に1回ではなく、一生に一度出場できるかどうかの大会」というのは視野が狭すぎる。中止した場合の影響は何も今回出場を予定している選手だけではない。既に昨年より一年延長した結果、不本意ながら昨年に選手人生にピリオドを打ったアスリートもいる。また一般社会でも、就職が内定していながら取り消された人、長年の受験勉強を無にして大学に入れなかった人も多い。私も就職氷河期の年に就労に巡り合わせた経験がある。その人、その人の責任ではないのに運命の巡り合わせで「人生が変わった」人がいる。何もアスリートだけが犠牲者ではないのである。




「政治家にとって言葉は命」



「政治家の言葉はとてつもなく重い」とは良く聞く言葉である。政治家にとって言葉は政治の推進力であり自分を位置付けるツールでもある。重みを感じさせる発言は国民を引き付けるが、発言が軽いとみなされると人心は離れてしまう。


従って政治家の言葉の軽重は脚本のような国会審議の質疑の場では出て来ない。記者会見やぶら下がり取材の中で、紙に書かれた原稿以外の表現が出て来るが、ここでも言質をとられたり揚げ足を取られることのないよう慎重に言葉を選んで発言される。しかもその言葉が後々の言質として記録され記憶されるので本音や真実が表現されることはない。


従って、最近の政治家の発言は心がこもっていない。逆に国民軽視でバカにしたような発言が多い。好例がある。昨年の参院選で広島の河井案里候補に自民党本部から異例の1.5億円の選挙資金が拠出された。内緒で出した筈のカネが自民党本部から出たものと早々と暴かれたのは当事者にとっては見込み外だったかも知れないが、これ程の巨額のカネが党総裁や幹事長の決裁なしで出る筈のないことは党内議員だけでなく世間の誰もが判る事実である。ところが、総裁も幹事長も「関与していない」とシラを切った。その釈明で国民が納得すると発言したのは国民をバカにした証左である。今回は国民からの突き上げでなく、党内からそんな説明では秋の衆院選挙は戦えないとの声が高まり、二階幹事長はあっけなく前言を翻して関与を認めてしまった。


大体二階幹事長の過去の発言の中には国民を軽視した、説明のつかない内容が多い。会食自粛下で8人もの人を集めてステーキハウスで会食した際も「会食するために集まった訳ではない」と訳の分からない釈明をした。河井夫妻の巨額の選挙買収事件を「他山の石としたい」と表現し、「自山の石ではないのか」と揶揄された時も「それぐらいの表現は許されてしかるべきだ」と発言し失笑を買った。「他山の石」の意味を知らないに違いない。


二階氏の筋違いの表現は他にも掃いて捨てる程ある。森喜朗氏の失言の数に比肩する程ある。要するに政治家としての発言の重みは全くない。その根底には国民軽視・蔑視の姿勢があるから始末に悪い。遅すぎた定年到達者として早々に表舞台から追い出して頂くべきである。





歩行中にまたまた転倒



昨日は久し振りの梅雨の晴れ間。このところ雨続きで実行出来なかった朝のウォーキングに出かけた。トシの精でもあるが、加えて鉄分補給不足による血色素濃度が異常に低い貧血症状で歩行中に軽いふらつきを自覚しており注意して歩行しているが、昨朝は近来になく快適な足運びである。


ウォーキング・コースは定例の農道中心で1時間コース。途中のラップタイムもいつもより速く調子が良い。それでも農道は一部簡易舗装の部分もあるが、多くは雑草が生い茂り始めた土の道なので注意しながら歩く。


田園地帯を抜け出して済生会病院横のヘリポート際の広い道に出た。丁度ドクターヘリが着地する寸前だったので誘導員に引き留められたが、着地を確認してヘリを横目に歩行を開始した。ヘリからどんな患者が下ろされるか見ながら野次馬根性でヨソ見をして歩いたのがまずかったらしい。


ヘリポート横の歩道と車道を区分する赤と白のまんだらのポールサイドコーン(車線分離標)の一本が車になぎ倒されたらしく、土台のみが残っているのに躓いた。健康な年ならもう一方の脚を素早く差し出して転倒を防げたのに、このトシでは出来る訳はない。思いきり顔面制動となった。昨年12月に同じく転倒した結果、上顎と下顎の接続部を骨折した事故が一瞬頭を過ぎった。


ヘリの誘導員が駆け寄って来て助け起こされたが、幸いにして顔の骨の痛みはなく、今回は骨の損傷はなさそうである。その代わり誘導員から「顔の2ヶ所から血が出ていますよ。緊急治療室に案内しましょう」と言ってくれた。丁度救急車が止まる入り口の前だったのである。しかし、出血は軽かった上、このウォーキングの直後に車検でディーラーに行く約束もあるので礼を言って辞退した。ウォーキングには財布を持たずマスクもしていないという事情もあった。


歩行中、血が止まっていないことは患部を触れる度に手袋が濡れているので判る。しかし、帰宅するまでの30分の間に止まったのが幸いだった。


聞くところによると、入社同期の仲間の一人も最近散歩中に転んで右腕を骨折し4週間入院したらしい。注意していても防げない事故に見舞われる年齢である。寂しい限りである。







壮大な人体実験



最近の毎日新聞デジタルに、「行動制限下の応酬で大型コンサートが開かれている理由」の見出しによる記事があった。コロナ禍で自粛が強化され、音楽やスポーツなどの大型イベントが軒並み中止になっている中で、大観衆を集めたコンサートが開かれた。場所はオランダ・アムステルダムの音楽会場で1300人が集まった。


目的は、コロナ感染者が増え続ける中で大型イベント再開の条件を探るため、オランダ政府とイベント業界による実験イベントの一つである。つまり大型イベントが本当に感染者を増やす原因になっているのかを究明するためで、いわば人体実験の様相がある。結果は、イベント後の新型コロナ検査が徹底されなかったことや、調査報告書の検証が不十分だったこと、実験イベント参加者へのリスクの周知が不徹底だったことなども分かって結論は出なかった。ただ、2~4月に実施した約20の実験イベントをまとめた報告では、事前の検査で陰性だった人が参加する場合、屋外なら「通常の50~70%の観客数」、屋内で着席の場合は「適切な換気を行えば、通常の5割の観客数」にすることで、感染リスクを一定程度、抑えられるとの知見を得たという。


同様の実験はスペインでも行われた。バルセロナで3月、総合病院が協力し、5000人の観客を集めた大規模な室内ロックコンサートを開催。着席しないスタンディング形式で、参加者はマスクを着用。観客間のソーシャルディスタンスは求めず、酒類を提供するバーなどを設けた。2週間後の検査の結果、コロナ陽性者は6人で、うち4人の感染経路は会場外、2人は経路不明だった。


大型イベントが感染懸念のため中止や規模縮小で関連産業が大打撃を受け、世界のコンサート業界は昨年3.1兆円の収益を失った試算もあったが、結果的には当初予想されていた程の影響はなく、自粛は単なる心配材料に過ぎなかったようである。この辺り、コロナ騒動初期の頃に日本でパチンコ店を締め出したが、未だにパチンコ店でクラスターが発生した実績はないのに似ている。


この発表に力を得て欧州各国で大型イベントの人体実験が進められている。多くの反対署名運動が展開されているが、業界・政府共強気の様子らしい。日本も五輪開催可否の重要な参考情報として注目している筈である。


出典:毎日新聞デジタル(こちら




やっぱり偽メールだった



この3日程前からVpassの名前で毎日メールが入るようになった。タイトルには「<重要:注意喚起>【重要なお知らせ】」とある。Vpassとは何か知らないので、また迷惑メールでないかと中を見ないで削除していたが、余りに毎日入って来るので今日初めてメールを開いて見た。こんなメッセージがあった。


このたび、ご本人様のご利用かどうかを確認させていただきたいお取引がありましたので、誠に勝手ながら、カードのご利用を一部制限させていただき、ご連絡させていただきました。

つきましては、以下へアクセスの上、カードのご利用確認にご協力をお願い致します。
ご回答をいただけない場合、カードのご利用制限が継続されることもございますので、予めご了承下さい。

■ご利用確認はこちら

https://vpess.ne.jp.keyqp.com 』


「カード」とあるが何のカードか判らない。ネットでVpassをキーワードで検索して見ると「三井住友カード」と出た。なぁんだ!一流銀行のカードじゃないかと思ったが、私はこのカードを持っていない。もしやもしやと同社のサイトを繰って見ると案の定、『「三井住友カード」を名乗る不審なメールにご注意下さい』のタイトルの記事があった。

『弊社からお送りする「VpassClub通信」や「カードご利用代金WEB明細書サービス」でお送りする「請求額確定通知メール」には、お客さまが指定したハンドルネームが付きますので確認しましょう』とあるので、ハンドルネームが付いているかどうかで真偽の程が判る仕組みらしい。これは判り易い。

当方に入った偽メールを良く見ると、“ご確認はこちら”と偽サイトに誘導するリンク先のアドレスには本来https://vpass.ne.jpとあるべきところ“vpess”となっている。偽メールにはこんな気付き難い間違いがあるので注意深い人なら直ぐバレる。大体リンク先を示してクリックさせる指示があれば控えた方が良い。



国連機関から突然の寄付依頼



国連機関UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)よりカミサン宛に立派なA4版封書が届けられ取扱いについて相談を受けた。差出人は同協会東京事務所だが、切手も宅配便通知もなく郵便受けに入っていたという。勿論カミサンは差出人に心当たりはない。


封書表面には赤地白抜きで「バングラデッシュからの緊急メッセージ」として青色ペン書きの女性文字の肉筆で、「87万人のロヒンギャ難民を引続き支援していくために皆様のお力が必要です。UNHCKバングラデッシュコックスバザール事務所 首席保護調整官 中柴春乃と書かれている。中には同文の印刷した案内書があるので、肉筆に見せた印刷のようである。


封筒の中には、同協会星野守事務局長の挨拶文と上述の中柴首席保護調整官の4ページにわたるロヒンギャ難民に関するレポート及びカミサンの氏名・住所をプリントしたゆうちょ銀行宛の振込用紙が同封された寄付依頼である。寄付金には金額の指定があり、下記のような主旨説明がある。


・16,000円で栄養失調の子供が緊急に必要な50日分の栄養補助食品(4人分)

・12,000円で難民の住まいをモンスーンから守るモンスーン対応キット(18家族分)

・7,000円でマスクや石鹸などの新型コロナウィルス対策セット(2家族分)

・その他の金額 ,000円(任意の金額を記入)


他に寄付の謝礼としてビニール製のポケットレインコートが折畳んで入っていた。


カミサンの知人にUNHCRの活動の関係者は居らず、何故住所・氏名が判ったのか気味悪がっている。相談の結果、レインコートのみ東京事務所に返送することにした。


かって私にもUNICEFやUNESCOなど国連機関から寄付依頼が来たことがあるが全て無視している。国連機関には日本政府から多額の資金が支払われており、個人が寄付をする筋合いはないというのが理由である。


今回のロンヒンギャ難民問題も、元々の原因が昔の英国の植民地政策が発端というのが私の持論であり、その証拠に英国政府やノーベル平和賞を貰ったスー・チー女史でさえロヒンギャ問題に限っては口を閉ざしているのは、彼女が英国統治下で生まれた英国育ちであり、オックスフォードで教育を受けたことで明らかである。


カミサン曰く、ロヒンギャ問題の詳しい報告は貰ったが、この郵便が誰の紹介で、自分の氏名・住所をどうして知ったのか一言の説明がないと不満を漏らしている。






観測史上最速の梅雨入り


田圃 (3).JPG

5月16日、近畿地方に梅雨入り宣言が出された。1951年の統計開始以来最も早い梅雨入りという。昨年は6月10日で平年の6月6日より4日遅かったが、今年は昨年より25日、平年より21日も早い記録的な年になった。


時あたかも近所の田圃で田植えの時期。私の毎朝のウォーキング・ルートは田圃や畑の中を突っ切る農道が大部分である。田圃に沿う農道脇には農業用水が流れ、日頃はのんびりと流れている水が最近は轟音を発して急流となっている。田圃によっては既に田植えが終わっているところと、まだ水を導入しているところがある。近所の農家の人の話では、稲の品種によって田植えの時期が異なると言う。田植えをしている時期によって、どんな種類の稲を植えているかが判ると話していた。


田圃には多量の水を必要とする。田が満水になっても直ぐには田植えをせず、農家の人は毎朝自分の田圃を見に回る。ザリガニが田に穴を空けてそこから水が抜け出すらしい。中には結構大きな穴が空いて、長靴が沈み込む程の穴が出来ることもあるという。


田圃から離れた池で孵化して産まれたヒナ鴨の群れが一列になって親鴨の後ろからヨチヨチと歩き農業用水に飛び込む光景をウォーキングの途中で見かけたことが何度となくあるが、今の農業用水は流れが速過ぎてそんな姿は見られない。「お引越し」は数日前に終わったと見られる。今は時折、田植えが終わった稲の間を縫って泳ぐ姿を良く見る。


滋賀県は日本の米どころだった。江州米と言われブランド種だった。私が20年前に京都から現在地に引っ越した年に三上山の頂上から我が家を遠望した時、集落が水田の中に浮かんで見える程の一面田圃だった。今では近江平野の多くの水田が住宅地に変貌していることは新幹線の車窓からも良く判る。


夜になると一斉に鳴き出す蛙の合唱が聞こえるのはもう直ぐである。都会育ちの娘が引っ越して来て初めて蛙の合唱を聞いた時、「お父さん、あの音は何?」と怯えて尋ねてきたことを思い出す。


行く道の両側に広々と拡がる水をたたえた田圃を見て自然と「豊蘆原瑞穂の国」の美しい言葉が頭に浮かんで来た。





英紙の疑問「日本は何故五輪大会を中止しないのか」


BBC東京五輪.jpg

 英国BBCニュースは5月15日、「東京五輪、日本は何故競技を中止しないのか」の見出しで長文の記事を出した(こちら)。開催日が近づくに連れて新型コロナの感染者が急増し、常識で考えれば開催出来る状態ではないのに何故かと思っているらしい表現である(上掲画像)。


日本国内だけでなく海外の一部からも開催中止を求める声は日を追うに従って高まっているのに、「中止についての発言はない」と言うのがその理由である。ここでは、“There’s no word about cancelling the Games“と誰からの発言がないかの記載はないが、この後ろに「医療専門家や世論の大多数の要望にも関わらず」とあるので、発言しないのは日本政府或いは主催者の東京都と言いたいのに違いない。この後に国会での論議の記事が続くので明らかである。


しかしBBC記事は「一体誰が競技中止を決定する権限があるのか。中止はあり得るのか」と疑問を呈しており、その答えとして「IOCと開催都市東京都との契約では、開催契約を解除し、開催中止を選択する権利はIOCにのみあり、開催都市側にはない」と明確に言い切っている。ということは、IOCが中止を言っていないのに東京都や日本政府が中止すると言い出せば、契約違反として日本側は多額の違約料をIOCに支払わねばならないことになる。だから日本側は誰も言わないのであるという理屈である。


となれば、開催中止を決定出来るのはIOCと日本が開催都市契約の範囲内で、共に中止を決定することが唯一の現実的なシナリオ(the only realistic scenario)である。その場合は、IOCや東京都がかけている保険が発動され、巨額の損失の一部が補填される。但し、海外から予想される来客をあてにして改修したホテルやレストランなどの投資は回収出来ない。


もし開催中止となった場合の関係者やアスリートのコメントの一部が紹介されているが、いずれもためらいの声が多い。大坂なおみの困ったようなコメントも紹介されている。


しかし、過去にオリンピックが中止になったのは三回だけでいずれも世界大戦が原因だった。それだけに内外の世論の反対にも関わらず、IOCは中止を検討さえする姿勢さえなく、五輪に詳しい世界の専門家の多くは東京大会は予定通り7月23日に始まるだろうと見ている。その内容がどんなものになるかは誰にも判らない。






新聞連載小説「恋ふらむ鳥は」



長らく耳にすることがなかった「恋ふらむ」という言葉を見付けた。毎日新聞夕刊に連続掲載されている小説の題字である。中学生の頃、初めてこの言葉に行き当たった時は「こいふらむ」と読んで何の意味か分からなかったことを覚えているが、正しくは「こふらん」と読み「恋をするらしい、恋をするといわれている」という意味らしい。出典は万葉集にある「いにしえに恋ふらむ鳥はほととぎす」とある額田王の作品である。この後どう続くのか覚えていない。


小説のタイトルとしては珍しいが、夕刊の連載小説にはあまり気を留めなかったので極最近まで気付かなかったが今日5月15日で293回、もう直ぐ300回になる。作者は澤田瞳子。「


「歴史の時代を知ったのは小説から」と良く言われるように、私も本を読み始めた子供の頃から「義経物語」や立川文庫の講談本、シェイクスピアなどを通じて各時代の動きを知った。日本人の誰もが、源平時代や戦国時代、幕末の歴史に詳しいのはその時代の小説や映画、タレビの大河物語に取り扱われるのが多いからである。「恋ふらむ鳥は」のタイトルを見て、額田王を連想し舞台は天智・天武の近江京、飛鳥時代らしいことは直ぐ判る。


ただ戦国時代や幕末に比べ、飛鳥時代を舞台にした小説は極めて少ない。中大兄皇子の蘇我入鹿暗殺の乙巳の変や壬申の乱、白村江の戦いなど小説の題材としてはスリリングなドラマティックな話題が多いが意外とこの時代を舞台にした小説は少ない。他の時代に比べて時代考証となる文献が乏しいからかも知れない。僅かに黒岩重吾がこの時代を舞台にした小説を残しているのが知られているくらいである。


その意味では、毎日夕刊に出ている澤田瞳子の連載小説は貴重である。今日は大友皇子が大海人皇子と勢田大橋で戦うクライマックスの一つである。これから先、大海人皇子が天武天皇となり額田王を娶るまでの「茜指す紫野行き標野行き・・・」の名場面まで続く筈である。連載が始まって10ヶ月経っているが、毎日新聞のサイト(こちら)で最初から読むことが出来る。楽しみな連載である。













胃を取られて胃カメラとはこれイ(胃)カニ



本日は昨年10月に胃の摘出手術を受けて初の胃カメラ検査だった。昨日のこのブログページで述べたように、血液検査で赤色色素濃度(鉄分)が基準値の半分以下の貧血というレッドカードが出て、食事の鉄分摂取不足以外にどこか出血している箇所がないか調べるためである。


貧血の元凶となったのは輸血が必要な程の胃の切除手術だった。私の場合は全摘ではなく胃の30%は残して貰っている。外科医に切除部分は必要最小限とするよう無理を言ったためである。残した部分に潰瘍の再発がないか、食道及び十二指腸との接合部分に出血がないかは当然疑われる部分である。


胃の内視鏡検査はこれで三回目である。検査そのものは5分程度で終わったが、少しでも胃を残しておいて欲しいと無理を言った手前、その部分に問題があれば困る。最悪の場合は再び切開手術となり、これは避けたいとの思いが強く検査中は緊張した。カメラが映し出す画像は思った以上にキレイな胃の内壁である。撮像している医師は問題の患部が出れば説明してくれるが今日は一言も発言がなかった。


検査が終わって結果を診察室で説明してくれるのは、いつもの担当医師の消化器内科部長である。呼ばれて入室するなり、「何も問題なかった。良かったですネ」の一言で説明は終わった。「次は二週間先の内視鏡大腸ファイバーの結果をみましょう」で今日のところは終わった。実はその検査が前日の検査食から始まる苦難のクセモノなのである。本日の内視鏡検査室の中で、2リットルの大腸洗浄薬を飲む被験者群を見た。


胃カメラ検査を問題なく通り過ごした安堵感も、いずれは我が身の次の姿を思い浮かべて憂鬱になった。




鉄分が不足しています



昨日の胃切除手術後の経過観察で血液検査の結果、「鉄分が極端に不足している」と言われ、精密検査のため胃カメラ及び大腸検査を行うと言い渡された。いずれも過去2回づつ経験がある。中でも大腸内視鏡検査は前日よりの検査食や検査当日の腸内を洗い流す薬を2リットルも2時間かけて飲む過酷な準備があり、今から憂鬱になって来た。


胃カメラによる検査は一日置いた明日に行われるが、大腸検査は6月に入ってからとなる。担当医は画面で内視鏡室の検査予定日を探っていたが、「よくもこれ程患者がいるものだ」と呆れていた。


そもそもの原因は昨日の血液検査の結果にある。昨年10月の胃切除手術の際に大量の輸血を必要としたためか、以降貧血気味にあると診断されていた。入院中はほぼ毎日採血と検査があったが、退院後も2ヶ月毎に血液検査を受けている。その中で白血球と赤血球の数が少なく、専門的に言えば赤色素濃度が低く、標準値が13.7-16.8のところ昨日の検査では7.6と半分或いはそれ以下の結果であった。前回検査の8.8よりまだ低くなっており、過去5回の結果中最低を示している。


平たく言えば、赤血球の成分であるヘモグロビンをつくるための鉄分が不足することで由来する貧血ということらしい。医師は「めまいがしたり身体がふらつくことがないか」と聞く。実際、毎朝のウォーキング中で歩き方が以前と違ってふらつき気味だが、膝や脚が弱くなっている精だと思っていたが、こんな所にも原因があったようである。


他に「体を動かしたときに息切れや動悸、頭痛、めまい、立ちくらみ、疲れやすくなるなどの症状がないか」と聞かれ、イチイチ思い当たるフシがある。原因は三食のバランスが問題と言うが、鉄分の多い赤肉や魚、野菜類は普通に摂っている。逆にコーヒーを多く飲むことやインスタント加工食品は良くないと言われ、どちらも自分の好みに該当しているのでこれらを制限する必要がある。


当面の治療として鉄分を補給する薬を処方して貰った。他にドラグストアで良く買っている栄養機能食品の中で鉄分補給用を優先的に探すことにする。






誰も判らないことだらけ



全世界数十億人の誰もが等しく初体験の新型コロナ及びその変異株である。元々の発生源や伝染経路、感染伝播の原因など夫々論議されているがいずれも推測の域を出ない。ワクチンが開発されたが、感染が防止される確たる証明はされてはいない。現段階ではトライ・アンド・エラーで要するに試行錯誤の状態である。


スペイン風邪やサーズなど、歴史上でパンデミックと言われて世界中に流行した疫病があったが、詳細不明のまま収束してしまって現在の新型コロナに対応しうる参考情報はない。新型コロナのワクチンも感染防止が期待されるためのものであり、罹病してしまった場合の治療薬ではない。恐らく治療薬が開発されるまでに収束し自然消滅するに違いない。人間の病気には「日にち薬」と言われて時間の経過と共に治るものもある。


市の感染症対策室から「新型コロナ感染症予防接種のご案内」という通知とワクチン接種のクーポン券が高齢者を対象に送られて来た。中には接種予約の際に提出する予診票が入っていて、現在の体調や既往症、毎日服用している薬などを記載することになっている。その中に「接種を受けられないことがある」と羅列された例文の中に、「血をサラサラにする薬」という項目が目に付いた。


私が毎日服用している薬の中に「リクシアナOD錠60mg」というのがある。薬と一緒に貰った「薬のはたらきと飲み方」の説明の中に、「血液の凝固を押さえる。血液を固まらせる働きを押さえ、血液が固まりやすくなっている状態を改善し、血管内で血液が固まって生じる疾患(血栓塞栓症)を予防する」とある。平たく言えば血をサラサラにする薬と見られる。


今日、毎回この薬を処方してくれるかかりつけの医者の定期検診があった機会に、この薬がワクチン接種可否に関係するのか聞いてみた。「特に気にする必要はないと思うが、幸い貴方は今日の午後済生会病院の検診があるので、セカンドオピニオンとして大病院の医師に聞いてみたらどうか」と言う。午後は済生会病院の消化器内科の定期検診があったのでついでに聞いてみた。「処方した“かかりつけ医”が良いというなら問題ない」と言う。


要するに、“かかりつけ医”も大病院の医師も誰も判らないのである。結局は自己責任で自分で判断するしかない。




コロナ感染者、全国で新たに7247人



新型コロナ感染者が昨日5月8日、一日に全国で過去最多の7247人に達した。ゴールデンウイーク中に感染した人の発症と見られる。


一日当たりの過去最多を記録した都道府県は全国で15道県に上りその内訳は;


「1日当たりの感染者が過去最多を更新したのは、北海道403人▽群馬113人▽新潟50人▽石川80人▽愛知575人▽滋賀74人▽岡山189人▽広島182人▽香川78人▽福岡519人▽佐賀76人▽長崎65人▽熊本111人▽大分93人――の14道県。福島県は71人で7日に並び過去最多。(毎日新聞5月9日朝刊)」


となっている。大都市圏から地方への拡がりが鮮明で、それも累積感染者の多い大都市から一日或いは二日で行ける観光地を抱える近郊道県であることが推察出来る。


我が滋賀県は当該15道県の内、下から数えて3番目で比較的少ない方だが、昨日一日の県内市町村別感染者数は大津市24人、草津市9人、東近江市9人、栗東市8人が上位3市(草津と東近江は同数)だけで県全体の68%を占めている。琵琶湖岸にリゾート地を多く抱えている大津市が突出しているのが、京阪神から車で短時間の地理的条件からその事情が良く推察出来る。


県ではその辺の事情を推察して、琵琶湖岸の駐車場を連休中は全面閉鎖としたが、湖周道路には他府県ナンバーの車が多かったとの道路近くに住む知人の話があった。また京都に住む友人を持つ娘は、「京都は感染者が多くヤバイので、滋賀県に遊びに行こうかな」と言うのを聞いたと言う。滋賀県知事は他府県に対し、不要不急の滋賀県への来訪及び県民の他府県への移動の自粛を要請しているが、聞く耳を持たない人が多いのを承知の行政の形ばかりの姿勢である。


今回過去最多の感染者を出した15道県は、大都市圏に住む感染しやすいがじっとしていられない若い世代により撒き散らされた変異株の犠牲であり、その結果頂戴した菌を独自で蔓延させることになった。世の中はコロナ収束よりも拡大に向かっている。




赤木ファイル開示について



国がのらりくらりと曖昧な表現で逃げ回っていた「赤木ファイル」について一転してその存在を認めた。ここで言う「国」とは財務省のことである。裁判所の指示によるものと報道されている。但し、その存在は認めたものの、どんな形で開示するかについては6月22日の口頭弁論の際に提出するとしているが、「黒塗りなどのマスキングをするが、その範囲は裁判所の訴訟指揮に真摯に対応するという観点から、できる限り狭いものとする」と留保条件がついている。


赤木ファイルが大きな注目を引いたのは、自殺した赤木氏宅に弔問に訪れた当時の上司が文書について「パラッとだけ見たんです。メッチャきれいに整理してあるなと。(改竄の経緯が)全部書いてあるやんと。どこがどうで何がどういう本省の指示かって全部書いてある。どういう過程でやったのかが全部分かる」と証言して以来である。誰にでもファイルの内容が推察出来る。


ではこのファイルはどう言う性格のものか。「国側は意見書で、ファイルは赤木さんが個人的に作成したもので、職務上の行政文書ではない」と説明している。上述の元上司の話でも、職制の指示で作成されたものではないことが良く判る。とすれば、ファイルの所有主は赤木氏個人であり財務省ではない筈である。財務省が存在を曖昧にしたり否定していたのは越権でありオカシイ。


まだある。従来、国は公文書の開示可否の答弁の中で個人のメモは開示対象にならないと全面的に拒否していたが、今回は「個人的に作成した」ものと認めながら開示に踏み切ったのは辻褄が合わない。


私も現役時代に職場で自分の備忘のための記録や資料を作成したファイルを保管していたことがあったが、あくまで個人ファイルであり、国税庁の査察の時や上司の指示があっても提出しなかった。それと同様、赤木ファイルも本来は開示を求めた妻の雅子さんにそのままの形で遺品として手渡すべき筋合いのものである。


この点について指摘する報道や論評がないのが不審である。兎に角、6月にどんな形で開示されるか。黒塗りで提出するのは情報の開示にならない。従来黒塗りで開示されたのは「資料」の開示であり、「内容の情報」ではない。黒塗りであれば断固拒否すべき情報である。








パソコンに予想外の防御機能



私が今使っているパソコンはNECのノートLAVIEである。NECのPCは他のメーカー製に比べてやや高価だが、同社のサポート体制の良さで使い続けている。


そのLAVIEに4月に入って「LAVIEアップデート 更新プログラムのお知らせ」というポップアップが入るようになった。長年LAVIEを使用していて初めての経験である。更新プログラムがあるなら、Windows Updateのように自動更新してくれれば良いのに、「重要な更新」として何故か手動更新の手順ページへ誘導される。どんな更新があるのかの説明はない。


更新プログラムは2個あるが夫々にダウンロードとインストールの方法が異なる。例によって懇切丁寧なガイドであるが、1個目のダウンロードで行き詰ってしまった。圧縮ファイルが展開出来ないのである。そんな場合にどうすれば良いかの説明はない。


手詰まりのため放置しておいたら、「2週間経っても更新されていません」として催促が入る。毎日、パソコン操作が終わった後に暇を見て何回かトライを続けたら何とかダウンロードファイルにうまく展開されているのを見付けた。初めて更新プログラムの案内を受けてから3週間が経っている。その間毎日更新プログラム案内のポップアップが入っていた。次に手順に基づいてインストールを始める。


作業を進めて行くと「インストールしようとしているアプリはマイクロソフト検証済ではありません」のエラーメッセージが出て「アプリをマイクロソフトストアから入手」のボタンが出る。クリックしても多くのアプリが紹介されているが殆どがゲームや画像などで、必要なアプリは見付からない。


諦めて、もう一つの更新プログラムに切り替えてインストールを始めたら今度は「Windowsによってパソコンが保護されました」のエラーが出て作業が進まない。これら2つのエラーメッセージに対する対応策の説明はない。


今迄アプリのインストールでこれ程困ったことはない。ネットでこれら2つのエラーメッセージの対応策を検索したら、別にLAVIEの更新プログラムのインストールとは関係のない最近のパソコンに装備されているお節介なウィルス防御機能で、夫々ブロック解除の説明が出ていた。NECの更新手順説明になかったのが作業を遅らせた原因である。


電化製品には量販店仕様というものがあり、メーカーの目が届かない機能があるらしい。ユーザの柔軟な対応が必要な例である。



憲法改正支持が国民の半数を越えた



今日は憲法記念日、1947(昭和22)年5月3日の施行から74年を迎えた。その後、毎年のように論議されている改憲賛否の世論調査の結果が年と共に賛否の差が縮まり、今年は初めて「改正すべき」とする声が「反対」を上回った。時間の経過と共に国民の考えの移り変わりを感じさせる。


今年の世論調査結果では憲法改正に、NHKが賛成33%・反対20%、朝日新聞が賛成45%・反対44%・毎日新聞は賛成48%・反対31%、読売新聞が賛成56%・反対40%といずれも昨年までの傾向から逆転している。


従来は改憲を叫ぶ声が大きかっても国民の大半は否定的だった。世論調査に参加した年齢別・世代別の賛否推移を見ると判る筈だが、戦争を経験した世代と戦争を知らない世代の比率とリンクしている筈である。事実、早くから改憲を主導していた代々の自民党政権でも実際の動きは慎重だったのは、戦争の悲惨さを経験した年齢層が指導的な立場を占めていたからに違いない。


ところが、今の自民党で改憲を強硬に主張しているのは、戦争を知らない世代で尚且つ太平洋戦争や東京裁判を検証しようとしない安倍前首相である。安倍氏が退いた後、菅首相は改憲論議に関心が薄いと自民党内では司令塔を無くして、党内では改憲機運は低下していると見る向きもある。


改憲と言えば、論議の中心は第9条の再軍備禁止の条項である。憲法の規定と今の自衛隊の存在は我々だけでなく世界の誰が見ても違憲である。従って、改憲論議の代表的な標的になっているが、その他にも選挙の一票の格差とか差別問題、今盛んに論議されているジェンダー格差など、違憲とされながら平気で日常生活の中で通用している問題が多い。


改憲推進論者は第9条を前面に立てているが、その実は現在最高裁判所判定でさえ違憲と判断されているこの種の問題を一挙に合憲化しようとする狙いがある。改憲賛否の判断はこれらを総合的に俯瞰する必要があり、自衛権だけに目を奪われては知らぬ間に3/4世紀も改訂されることなく守られて来た平和憲法の精神が我々の世代で失われることになる。





路上飲酒族



緊急事態宣言や蔓延防止等重点措置で営業時短要請を受けた地域で、飲み会が開けなくなった人達が街中の路上や公園の空き地で一杯やる光景が増えているらしい。サクラの季節は過ぎたが、花見ですら締め出された人が探し出した場所で飲んでいる姿を想像すると、ヘビースモーカー時代だった私の「隠れ喫煙」場所を求めて吸っていた姿と重なって来る。


自治体の要請に応えて真面目に飲み屋や料理店から締め出されて路上に居場所を求める人達は、要請を無視して深夜まで集団で飲み会を続けた2000人を超える大阪の公務員に比べて気の毒な気持ちにすらなる。


長期化する自粛に飽き、お互いに集まって一杯やりたい気持ちは痛い程理解出来る。誰に煩わされることなく飲み会が開けて友人達と楽しい時間が持てた経験者として、路上飲みに走りたい気持ちは非難出来ない。しかし、「路上のみ(ハ)イリスク」(4月30日毎日新聞夕刊)で「“外なら大丈夫”という見方が多いが、屋外でもマスクを外して話せば感染リスクがある」として、スーパーコンピュータ「富岳」を使って分析した理研などの研究チームの調査結果を報じている。


飲酒族には3つのグループがあると良く言われる。一つはミニスカートの若い美人に囲まれてバーやクラブで飲む「ムード派」、集まってガヤガヤと話ながら飲むのを「赤提灯派」、一人でチビチビやるのを好むのが「若山牧水派」というらしい。


私はどちらかと言えば「赤提灯派」なので、今問題になっている路上族に属する。それだけに彼らの気持ちは良く判る。しかし、コロナ禍で我が滋賀県から仲間が多い京都へ不要不急の訪問自粛を要請され、京都でも集会や飲み会が事実上の禁止下にあり巣籠が続いている。勢い「赤提灯派」がいつの間にか家で独酌の「若山牧水派」に変貌を遂げている。


牧水は「白玉の歯に沁みとおる秋の夜の酒は静かに飲むべかりけり」と詠んだ。秋の夜でなくても一人静かに飲むのは格別である。路上族も一度思い切って会社の終業後は夫々に一早く帰宅し、家で静かに飲む味を味わって見れば良い。酒は静かに飲むものだと悟ることが出来る筈である。