都立高校入試で男女差別



呆れた。数年前に東京医大の入試で合格者の男女差別をしていて大きな社会問題になったことがあるが、これを知りながら東京都立高校の入試でも、女子の合格ラインが男子を大きく上回る状態が続いていることが毎日新聞が入手した都教育委員会の内部資料から判明した。つまり、女子の方が男子の最低合格点より100点以上良かっても不合格だったのである。


都教育委員会でも、「(男女の合格ラインに)非常に大きな差が見られる。これで裁判になると耐えられない」と自覚している。「男子なら合格できたのに、女子だから合格できないというのは不公平感がある」との自意識もある。


問題点を認識していながら是正には現場の校長が見直しに慎重な姿勢を示していることが背景にあるらしい。理由は男女別定員を廃止すると女子が増えた結果男女比の偏りが出て、教育活動や学校行事、施設へ影響が出るのではないかという懸念である。「トイレや着替え場所の確保」「学校行事の見直し」などが挙げられていた。生徒の将来を左右する重要問題に次元の低い理由である。


もう一つの理由には、東京では男女別学だった戦前から、私学が女子教育を支えてきた歴史があり、今も多くの女子校が残っている。21年の高校入試で生徒募集のあった私立高183校のうち46校(25%)が女子校だ。従って「一番の問題は男子の進路保障だ。私学に女子校が多い現状のまま、現在の定員の垣根を無くすると、都立高を不合格になった男子が行き場を失いかねない」との意見である。「女子ばかりのクラスになると、肩身が狭くなるかもしれない」と心配する男子もいるらしい。情けない。学力において今や男が女より劣っていると認めている。


元々女子に対する教育が不十分だったので明治4年に京都で女紅場(にょこうじょう)と呼ばれる女性専門の学校(後の府立第一女子高校、現在の鴨沂高校)を作ったのが走りと言われる。同志社女子大もここから分離している。現在も女子高が残っているのは男子優先の教育を解消するためであった。


元々、日本の教育は男子優先だった。男子はこの風習の上にあぐらをかいていたらしい。政界や社会で威張っているが、学力の面では女子の後塵を拝していたようである。


出典:毎日新聞デジタル(こちら













呆れた。数年前に東京医大の入試で合格者の男女差別をしていて大きな社会問題になったことがあるが、これを知りながら東京都立高校の入試でも、女子の合格ラインが男子を大きく上回る状態が続いていることが毎日新聞が入手した都教育委員会の内部資料から判明した。つまり、女子が男子の最低合格点より100点以上良かっても不合格だったのである。


都教育委員会でも、「(男女の合格ラインに)非常に大きな差が見られる。これで裁判になると耐えられない」と自覚している。「男子なら合格できたのに、女子だから合格できないというのは不公平感がある」との自意識もある。


問題点を認識していながら是正には現場の校長が見直しに慎重な姿勢を示していることが背景にあるらしい。理由は男女別定員を廃止すると女子が増えた結果男女比の偏りが出て、教育活動や学校行事、施設へ影響が出るのではないかという懸念である。「トイレや着替え場所の確保」「学校行事の見直し」などが挙げられていた。生徒の将来を左右する重要問題に次元の低い理由である。


もう一つの理由には、東京では男女別学だった戦前から、私学が女子教育を支えてきた歴史があり、今も多くの女子校が残っている。21年の高校入試で生徒募集のあった私立高183校のうち46校(25%)が女子校だ。従って「一番の問題は男子の進路保障だ。私学に女子校が多い現状のまま、現在の定員の垣根を無くすると、都立高を不合格になった男子が行き場を失いかねない」との意見である。「女子ばかりのクラスになると、肩身が狭くなるかもしれない」と心配する男子もいるらしい。情けない。学力において今や男が女より劣っていると認めている。


元々女子に対する教育が不十分だったので明治4年に京都で女紅場(にょこうじょう)と呼ばれる女性専門の学校(後の府立第一女子高校、現在の鴨沂高校)を作ったのが走りと言われる。同志社女子高もここから分離している。現在も女子高が残っているのは男子優先の教育を解消するためであった。


元々、日本の教育は男子優先だった。男子はこの風習の上にあぐらをかいていたらしい。政界や社会で威張っているが、学力の面では女子の後塵を拝していたようである。


出典:毎日新聞デジタル(こちら